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胃癌手術後状態の52歳男性 [具体的な症例]

このような症例を経験しました。
典型的な症例ですので、概要を記します。

胃癌の再発転移を予防したい、という理由で受診されています。
既往歴:
進行胃癌のため2008年4月 胃亜全摘術
転移性肺癌のため2008年5月 転移部手術
再発/転移予防を目的として2008年7月29日初診
TS-1内服中

身体所見
 身長:171 cm 体重:61 kg
20歳の時の体重:57 kg 手術前:70 kg  手術後に9 kg体重が減っています。
(20歳の体重が人生における標準体重と考えられています。)

 腹部、四肢の表面温度:低温
 加熱・保温の必要性を説明

•8月18日:灸指導 以後自宅で継続
•10月14日:空腹感でてきた。
•11月18日:3週間に1度抗癌剤注射のため入院。55 kgまで減少
•2009年2月13日:化学療法/湯たんぽで加熱しながらうけたら吐き気でなかった。
4月24日:手術前の体重に戻った 灸を熱心にしたら化学療法の副作用一切なかった。

外科の医師には手術後には体重はもとには戻らない、といわれ手持ちのスーツを処分した。
そして、瘦せた体形にあうスーツを新調したという。
胃の手術後では往々にしてあることです。

しかし、熱心にお灸をしたら、体重がもとに戻り、またスーツを新調したという。
もったいないことをしましたが、体重が戻りだいぶ元気がでて、なによりでした。

化学療法で苦しんでいる方は、経費がかかりませんが、熱心に湯たんぽで身体を加熱してみましょう。
副作用は確実に軽減します。
抗癌剤の使用についてはいろいろな意見があります。
いやいや受けている方も多いと思います。
副作用が無い方が間違いなくよいことでしょう。

身体の機能をよくするのは意外に単純なことなのです。

体調がよい、そして快適に生活できる状態が続けば再発・転移する確率も下がるだろう、
と考えています。

http://dr-madarame.com/
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