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重ね着をすること [冷えの改善法]

 昨夜の雪のため、今朝の路面は凍りついて危険でした。
気温もあまり上昇しない天気予報でしたので、溶ける確率は低そうです。
今朝も寒かったですね。

 冷える方にとってはつらい朝だったことでしょう。

 昨日初診で訪れた患者さんも冷えていました。

主訴は全身の痛みでしたが、冷えを伴っています。
 
 旧知の脳外科医からの紹介です。
よその治療でうまくいかない、痛みがひどい、この条件だけで線維筋痛症を疑います。

 身体を温かくすると痛みは軽減するとおっしゃっています。
しかし、診察するとお腹は温かいのですが、その他の身体各部位は冷たいのです。
 肌着をたくさん着ています、とおっしゃるのですが上に着ているものは薄いのです。

湯たんぽである程度加熱したら、快適に感じてきました。

 自宅でも十分に湯たんぽを利用して身体を加熱し、もっと重ね着して保温することを勧めました。
寝室も気温が低そうでしたので、起床時の気温を枕の高さで測定することを勧めました。

 寝室でも最低15℃は必要です。
エアコンを15℃に設定してオールナイトでの運転をお勧めします。

ちなみにこの痛みを主訴とする患者さんは全身の圧痛点が18カ所中18カ所で陽性であったこと、疲労倦怠感も著しく症状も基準を満たしたため、慢性疲労症候群の合併と暫定的に診断しました。
線維筋痛症は確定診断ですが、慢性疲労症候群については最低でも甲状腺ホルモンは測定しないといけませんので、暫定的な診断としました。

線維筋痛症の問診票であるJFIQの得点は70.5点と線維筋痛症としては重症と診断されます。
慢性疲労症候群の問診票では疲労倦怠感の指標である performance status は8とこちらも重症と考えられました。

 次回に採血してから自律神経免疫治療と気診治療の組み合わせで治療を始めてみます。

以前にも書き込みましたが、湯たんぽのお湯替えを頻回に繰り返し、身体を加熱・保温するとJFIQの得点が平均で20点は改善するのです。
 
 おそらく次回の治療前でも痛みは軽減しているだろうと推測しております。

青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://dr-madarame.com/



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