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爪もみの実験について [病態]

 これまではリンパ球の数を増やす手段は知られておりませんでした。
所長の経験で湯たんぽで身体を加熱すると、極めて短期間でリンパ球減少症が改善出来ることが判明したのです。
リンパ球の数が395個しかなかった乳癌の患者さんは、湯たんぽを使って必死で身体を加熱しました。
5日後には1,750個までリンパ球が増えたのです。
最短記録では675個だった患者さんが、湯たんぽで身体を加熱したところ、2日目には2,432個まで増えていたのです。
湯たんぽによる身体の加熱でリンパ球減少症が改善できるのは驚くべきことでした。

リンパ球減少症を改善したときには、実にたくさんの症状が改善するものなのでした。
さて、先日テレビ番組のために、爪もみの実験をしました。
この爪もみもリンパ球の数を増やす効果があることを、かつて所長が発表しております。 有名な福田先生がいう、爪の生え際を痛くなるまで刺激する方法ではなく、爪の生え際こそつかみますが、指全体を捻る方法での爪もみです。
番組では爪もみ指ねじりという名前をつけられました。

5分間の手の刺激をして、足の指を刺激するために、つま先立ちを30回していただきました。
その後、いろいろと番組に必要な収録をして、爪もみ刺激後30分後に採血しました。
わずかな刺激だったのですが、一人は150個、二人目は300個リンパ球が増えました。
全身に血液が5リットル程度しかありませんが、リンパ球が150個や300個増えたのは1立方mmあたりのことなのです。
5リットルの全身の血液の中では、7億5千個、15億個増えたことに相当するのです。

 爪もみももう少しきちんとした刺激ができれば効果は変わってくるのです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://dr-madarame.com
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コメント 2

ぱちぱちさん


いつもブログを参考に勉強させていただいております。
リンパ球の増やし方について。
 抗核抗体が高いとリンパ球数というのは、伸び率は、わるいものでしょうか?
 ガス代はねあがるまで、湯たんぽで身体をあたため、泥状便から、
固形便に時間はかかりましたが、、変化はありました。ただ、リンパ球数は
どうしても千以下なのです。

確かに代謝がわるく、靴下跡が30分しないのに跡がつきます。
便の培養をした際に、発酵菌が多く、ガスが多いと指摘されて、ビオスリーを
1シート飲んでいます。湯たんぽ療法と整腸剤を多めにのむことで、便の形状は回復してきました。ただ膨満やゲップ(空気嚥下)は、中々やみません。
 サイレイトウとサイコ カ リュウコツボレイトウを抗核抗体が高いということでのんでいます。
 
by ぱちぱちさん (2013-06-04 17:26) 

所長

ぱちぱちさん 
 
 抗核抗体とリンパ球の増加率とは関係がありません。
下肢にむくみがあること、便の細菌培養の結果が悪いことを考えると大腸に流れる循環血液量はまだ不足しているのでしょう。
身体の冷えの程度が悪ければ、破産するほどガスを使っているとしても、もっと身体を加熱する必要があります。
腹部膨満感があるのは腹部が冷えているためです。
ゲップも胃の動きが悪いためと考えられます。

 多少なりとも改善はしているのでしょうが、まだまだ悪い病態はあるのでしょう。
抗核抗体の対策のために漢方薬をのむのは賛成しますが、この2種類の薬はかなり性格が似ていますので、この組み合わせには賛成出来ません。特にお腹が冷えている時には、このような漢方薬の処方をすることは賛成出来ません。
by 所長 (2013-06-18 18:14) 

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