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パーキンソン病の患者さん [治療法]

 本日の初診でパーキンソン病の患者さんが受診されました。
通常の理解ではパーキンソン病はドーパミンの不足によるもの、と考えられております。
不足するドーパミンを補充するための薬剤投与が治療となっております。

しかし、病的なことはドーパミンの不足だけではないでしょう!

この患者さんは手足が異常に冷え、そのくせ顔は真っ赤になっていました。
のぼせがちとおっしゃってました。
以前にも書き込みましたが、のぼせは冷えを伴うことが多いのです。
身体の熱の分布異常がのぼせの本態です。
この熱の分布異常を改善させるために、湯たんぽいよる加熱・保温が重要になるのです。
実際に身体を拝見すると、体表面の温度が低いこと・心窩部振水音が聴取されること・筋肉の異常なこりが目立つことがあげられます。

振戦も手足にみられました。
この手足のふるえがつらいのです。
手足のふるえはドパミンの不足が原因であるだけではなく、手足が冷えていると、手足を動かして血行をよくしようとする意味もあるのです。
冷えがひどいために、冷えを改善させるためにふるえがでてくる要素もあるのです。
心窩部振水音が聴取される場合には、食物に限らず薬物の吸収率が悪くなることが予想されます。
いくら適切な薬をのんでいても、薬そのものの吸収率が悪いのでは効果が出にくくなるでしょう。

 これまでにパーキンソン病の患者さんもたくさん拝見してきました。
身体の冷えを改善させるとふるえが軽減してくることが多いのです。
この患者さんの場合には食事の摂りかたを変えることで、薬物の吸収率も改善することが期待できます。
そうして体質改善を計るのです。
強力な手段として刺絡と気診治療の組み合わせがあるのです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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