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腸ベーチェットの患者さんの話 [具体的な症例]

 大学生の男性患者さんが受診しました。
腸管に潰瘍が多発して、一部では出血がひどくなって手術までしていた患者さんです。
顔色が悪く、痩せ形の体形です。
大学3年生だそうですが、就職するにしても、学究生活にはいるにしても、将来に対する不安が強いのでした。

 診察すると身体は冷たく、筋肉の凝りが目立ちます。
根本的には、内臓に十分に血液が流れれば解決の方向に向かうと考えました。
そこで湯たんぽ美人による身体の加熱をお勧めしました。
この湯たんぽを使ったら、気持ちがよくて手放せなくなったようです。

 1週間後に受診した際には、顔色がよくなり不安感がすっかりなくなっておりました。
当クリニックの治療でよくなる!と確信したそうです。

 通常は治療は15分で1ワクで行ないますが、この患者さんは2ワクの30分を取ってもらい、
綿花を利用した班目式間接灸と気診治療の組合わせで治療しました。
班目式間接灸を覚えていただければ、自宅でも自己治療ができます。
治療の頻度が高くなれば、治る確率が高くなります。
つまり自分自身の努力で、治る確率を高くすることができるのです。

 この患者さんはまもなく夏休みが終わる時期だったので、頻回の治療をお勧めしました。
夏休み中にお灸をマスターして欲しかったのです。
しかし、たった1回の治療ですっかり体調がよくなった患者さんは海外旅行に出かけたのでした。

約10日間海外で暮らしたのですが、当クリニックで治療して体調がよい状態がそのまま維持できたのです。

 しかし、この状態は危険なのです。
自分自身で体調の管理をしようとしなくなるのです。
大学が忙しくなると、受診できなくなる可能性が高いのです。
その時に自分自身で治療できるか否か、が人生を分ける可能性もあるのです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

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