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直腸癌手術後数年で肺転移をきたした患者さん [病態]

 5年前に直腸癌の手術をした患者さんが受診しました。
手術後は玄米菜食にし、好きだったアルコールも断って節制していたのです。
しかし、手術から時間が経ち、油断したようです。
夜遅くまでお付き合いをするようになり、好きだったアルコールを再開し、野菜の少ない食事に戻ったのでした。
定期検診で肺の散在性転移がみつかったのでした。

 ご家族が当クリニックに通院していたので受診されることになりました。
玄米菜食を復活させたのですが、早食いです。
舌に歯の痕がついているのです。
舌そのものの色が白っぽく、胃腸の機能が悪いことを推測させます。
歯痕は世間で言う早食いではなく、ご自身の胃にとっては早食いの状態であると考えるのが妥当です。
十分に咀嚼すると、唾液の分泌も増えるのです。
唾液の分泌が増えるのは、副交感神経を刺激することなのです。

 食事をする度に免疫の状態がよくなるように刺激することが食餌療法となるのです。
何を食べるか?は大事な問題です。
しかし、食べるものではなく、食べ方が悪いとせっかくの食品が力を発揮しないこともあります。
もったいなので、食べ方に気をつけることです。
生活の場で、副交感神経が優位にする機会を増やすと無理なく癌が消える方向に向かいます。

 この患者さんには、日常生活ではこのようなことをお勧めしました。
 綿花を利用した間接灸と気診治療の組合わせで治療を始めます。
日常生活の注意点が守れると、間接灸や気診治療の効果があがりやすいのです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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