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心臓バイパス手術後の食欲 [病態]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
心臓バイパス手術後に食欲が低下した方、あるいはご家族が検索してくださったのでしょう。

これまでに心臓バイパス手術を受けた方は6名受診されております。
そのうちのほとんどの方は肩こり・首こりなどの筋肉のこりを主訴としておりました。

食欲が低下している方は心臓バイパス手術とは無関係に、沢山受診されております。
一つは身体が冷えきっている場合が多いのです。
冷えきった身体のために、内臓に十分に血液が流れず、胃腸の機能が低下しているのです。
それによって、食欲が低下します。

さらに問題になるのが筋肉の異常なこりです。
食欲が低下している患者さんの多くは、背中や腰の筋肉がこっていることが多いのです。
これまではこっている筋肉そのものを刺激することが一般的だったのですが、そのような刺激では効果的な時間が短いのです。
また、このような刺激を繰り返すと、効果的な時間がどんどん短くなる可能性が高いのです。
従って、当クリニックではこのような刺激には反対しております。

 かつて首のこりを改善させるために、首のスジを刺激すると効果的であることを書籍にまとめました。
筋肉のこりがある場合にはこっている筋肉そのものではなく、拮抗筋を刺激すると効果的であることが判明しております。

 内臓に関係する症状がある場合には腹筋のこりがあることが多いのです。
そのため腹筋のこりを探し出して、そのこりを改善させるような治療をします。
背骨の動きを考えると、背中の筋肉と腹筋は拮抗筋の関係になります。
背中や腰の筋肉のこりを改善させるために、腹筋の刺激をいたします。

 このうような治療で食欲がでてくる他、熟睡できるようになります。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com
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