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綿花を利用した、まだらめ式間接灸の効果 [治療効果]

 かつて、お灸は顔面にしてはいけない治療でした。

米粒の半分くらいの大きさのモグサを肌に直接くっつけて、お線香で火をつけるやり方でお灸をすると、いくら気をつけてもヤケドする可能性があるのです。


 タイトルにだした綿花を利用した、まだらめ式間接灸では目のお灸をしてもヤケドしません。

目の下のクマが解消されるだけではなく、交通事故後にモノが二重にみえる複視の症状が改善したり、緑内障で眼圧が高くて困っている患者さんの眼圧が正常化したり、白内障の前駆症状の飛蚊症が治ったりしました。

例は少ないのですが、眼底出血した患者さんは驚異的な早さで出血が改善したこともありました。


 まぶた周辺には副交感神経の枝が多いので、目に綿花を利用した、まだらめ式間接灸を行なうと副交感神経を刺激する効果がでてきます。

癌などの悪性腫瘍の患者さんでは免疫状態が低下している事が多いのですが、目のお灸をすると免疫の状態が改善しやすくなります。

簡単に免疫の状態を評価するために、白血球の中身のリンパ球の%および絶対数が目安となります。

リンパ球の%が35〜42程度に納まっている事、あるいはリンパ球の絶対数が2,100〜2,400個の間に納まる事が目安です。


 目のお灸はその助けになります。


免疫の状態が低下したのは言葉を替えて表現すれば、交感神経が優位になり副交感神経機能が低下した状態です。

従って、何らかの形で副交感神経を刺激すれば解決できるのです。


 癌などの悪性腫瘍とは無関係に、目のお灸で目の疲れがとれやすくなります。

しかし、患者さんに話を聴いていると、目の疲れがとれるよりも全身の疲労倦怠感が軽減するとおっしゃる方がはるかに多いのです。

不眠が改善しやすくなる、ドライアイが改善する効果もあります。


不眠に関しては先日ほかのブログに投稿した記事がありますので、ご参照願います。



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