帯状疱疹後遺症の患者さんの話 [具体的な症例]
3年前まで、乳癌の再発転移予防のため通院していた70歳台の女性が、先月帯状疱疹に罹患しました。
皮膚科での治療後、皮膚の状態は概ね回復しつつありますが、痛みが残っております。
あまりにも痛くなるので、就寝時にも目が覚めてしまうそうです。
眠りが妨げられる状況とは、痛みが重症である証拠にも挙げられる状態です。
久しぶりに昨日電話してくださいましたが、声が疲れきっていることがわかる状態でした。
入浴すると痛みが軽減するということです。
湯たんぽは使ってらっしゃいましたが、
寝るときだけの利用でしたので極力使用する時間を伸ばすことを提案しました。
本日の受診でしたが、湯たんぽを使う時間を伸ばしたら、痛みが激減したそうです。
これまでは血圧は問題がなかったそうですが、痛みがでてから血圧が高くなってきました。
わずかの湯たんぽ利用の時間が増えただけですが、今朝は全く正常の血圧に戻ったそうです。
本日は痛みはかなり軽減しており、むしろ皮疹のなごりのある部位の感覚が鈍っているようでした。
帯状疱疹というように、神経節に沿って皮疹がでます。
経絡的には典型的なツボを刺激すればいい状態です。
腕のツボを刺激すると、背筋が伸びて痛みや知覚鈍麻が気にならなくなりました。
自宅でも当分この刺激を続けてみましょう。
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