アトピー性皮膚炎の患者さんの話 [具体的な症例]
標記の患者さんが受診されました。
40台の女性患者さんです。
幼少期からのアトピー性皮膚炎で、長期間に渡りステロイドを使い続けた方です。
それでもある程度の年齢になった時に、ステロイドの副作用を知り、頑張って離脱したのです。
仕事が忙しくなったら落ちついていた皮膚が、再びぶり返してきました。
全身が痒くなるし、かゆみのために眠れなくなるし、仕事は寝不足のため失敗が増えて、尻拭いに時間がとられて
悪循環そのものの生活になってしまいました。
安保徹先生の著作から当クリニックの存在を知り、受診されました。
診察すると身体は冷えきっておりました。
手のひらの中央部は26度で、中指の指紋の部位は22度しかありません。
こんなに冷たい手なのに、本人は熱く感じておりました。
冷えきっている方では、このようなことが観察されます。
そのため、本来は温めなければいけない状況でも冷やすことすらでてきます。
顔は赤く腫れ上がってましたが、体幹部は黒くなっております。
お腹は温かいのですが、四肢は冷たい状況です。
これは胃腸の調子が悪い方がこのような身体所見を呈します。
案の定、早食いです。
どれだけ噛めばご飯がどろどろになるか、試していただきます。
そうしないと胃腸の負担が大きくなり、肩こり・首こり・背中や腰の重苦しさ等が治りません。
筋肉の異常は胃腸との関係が大きいのです。
刺絡と綿花を利用した、まだらめ式間接灸と気診治療の組合わせで治療を始めることにしました。
治療した日はよく眠れるようになってきました。
体幹部の皮膚は乾燥しておりましたが、初診時と比べるとだいぶ改善してきております。
まだ2回しか治療しておりません。
これだけの治療でそこまで変化するならば、皮膚がきれいになるのにもあまり時間がかからないと思います。
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