人体の仕組み [病態・治療法]
ヒトの体は実にうまく出来ています。
お互いに関係があり、お互いを助け合うように出来ています。
一つの臓器だけでは存在できませんので、生きていくためには合理性が求められます。
また、ヒトは一人では生きていけませんから社会が必要になります。
個々のヒトの構造は、それぞれのパーツがお互いを助け合わないとうまく機能しません。
そのようなヒトの集合体が地球上で共に生きているのが現代社会となります。
宇宙全体で考えるとさらに大きな広がりがあるかもしれませんが、そこまでは想像しにくいですね。
さて、話をヒトの体に戻します。
医学部で講義を聴いていると、各科では自分の科で扱う臓器が最も大切だと強調しておりました。
循環器科は心臓というし、腎臓科は腎臓というし、肝臓科は肝臓と言いました。
それらを包んでいるのは皮膚だから、皮膚が最も大事だと皮膚科が言っておりました。
しかし、実際には優劣はないのです。
どれか欠けたら大変になるのは明白でしょう。
ここで治療の観点から人体を考えてみましょう。
多くの内臓があり筋肉や骨格があって身体を支えております。
物理的に支えるだけではなく、お互い頑張って助け合って一つの命として生存しております。
個々の臓器の機能だけで考えると、行き詰まる可能性が高いと思いませんか?
寝ている時も呼吸を休まないのは凄いことだと思いませんか?
心臓が死ぬまで動いているのは凄いですね!
このようなことを考えると自分の意思で生きているというよりは、何かしら大きなるものによって生かされているようにも感じます。
サムシンググレートとおっしゃる先生もいらっしゃいます。
そこまでスピリチュアル的なことを言わなくても、自律神経が生命を維持する働きをしております。
自分で意識しなくても心臓を動かしたり、呼吸ができるのは自律神経のお陰なのです。
この自律神経がなければ生命を維持することが出来ません。
しかし、この自律神経のバランスが崩れると体調が悪くなり、さらにそれが長期間に及ぶと明らかな病気になってしまうのです。
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