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乳癌の患者さんの話 [具体的な症例]

 今年50歳になった女性の患者さんです。
約3年前から治療を始めております。
健診で乳房の腫瘤を指摘され、精査の結果浸潤癌が判明しました。
どうしても手術がイヤで、当クリニックを受診されました。
腫瘤のサイズ2センチに欠ける程度と小さいので、外科の先生と並診する形で治療を始めました。

 お灸をすると腫瘤が小さくなります。
小さくなると油断して、お灸をする頻度が減ります。
そうすると腫瘤が大きくなります。

 この繰り返しで3年が経ちました。
最近の検査で腫瘤が大きくなって2センチを越えました。

 約2ヶ月後に受診されたのですが、かなり小さくなってきました。
明らかに2センチはありません。

 聞くとお灸を真面目にやったそうです。
もう少し頑張って、安全圏に逃げ込んでからお灸をさぼるようにしましょう!

 とりあえずは、腫瘤が触れなくなるまではお灸の頻度を多いままにしましょう。
その後もこのような刺激は必要ですが、まずは腫瘤が小さくすることを最優先しましょう!

 ここで言っているお灸とは、綿花を利用したまだらめ式間接灸のことです。
せんねん灸などのいわゆる簡易灸では、簡単にヤケドしますのでやらないでください。
念のため申し添えます。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com
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認知症の患者さんの話 [治療効果]

 まもなく80歳になる男性患者さんの話です。
物忘れが多くなり、勤務している会社の社長さん(84歳)に認知症を疑われ神経内科受診を勧められたのでした。
残念なことに認知症と診断され薬を処方されましたが、効果は実感できません。
そこで社長命令で当クリニックを受診なさいました。

 上記の社長さんとは古くからの付き合いがあり、当クリニックの治療を熟知していらっしゃいます。

診察すると実に冷たい手をしてらっしゃいます。
体幹部も冷たく、これでは脳に十分に血液が流れないだろうと推測するような状況でした。
初診時はまだ寒い3月でしたが、手袋もマフラーもコートも着用していない状態でした。
まずは湯たんぽ美人でしっかりと身体を加熱し、上記の小物を利用して身体を温めることをお勧めしました。

 先日受診されましたが、物忘れはほとんどなくなりました。
驚いたことに、手が温かいのです。
梅雨入りする時季ですので、手が温かいのは不思議でもないのですが、初診以来湯たんぽ美人を手放さずにしっかりと身体を温めていらっしゃったのです。

 認知症の原因には難しい問題があり、解明されていない事柄が沢山あります。
神経内科の医師の意見では、脳内の血流を改善できれば認知症はある程度改善出来るようです。
問題は具体策です。
薬物治療では効果が頭打ちのようですので、その他の治療法を探すべきでしょう。
その答えの一つが湯たんぽ美人による、身体の加熱・保温です。

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首のこりに苦しんでいる患者さんの話 [病態・治療法]

 うつ病と診断されている患者さんが受診されました。
向精神薬内服で抑うつ気分は軽快してきましたが、首・肩の痛みに耐え難い状況になってきたそうです。
担当している医師はうつ病はよくなっていると判断しているそうですが、うつ病が改善する場合には身体の痛みも改善するのが当たり前ですので、この判断は???

 首・肩の痛みの経歴が長いので、長期に渡り針治療や整体での治療を受けてきたそうです。
痛みの中心は肩や首のこり感の強烈なものでした。
これまでの治療法の詳細は判りませんが、刺激する部位は痛みのある首や肩が中心だったようです。

 痛みがある部位を刺激してもらって、症状が軽減すれば治療する者は嬉しいですね!
しかし、そのような治療を続けていると、効果的な時間が徐々に短くなるのです。
はじめは月に1回治療を受ければ間に合っていたのが、週に1回治療を受けても間に合わなくなるのです。
挙げ句の果てには刺激してもらっている傍ら、もう痛みやこりが出てくるようになるのです。

 この患者さんの首・肩は鉄板にような硬さでした。
このような場合には、針が真っすぐに入らない場合もあります。
皮膚が硬い場合には針をさす時に、非常に痛く感じることが多いのです。
また針が真っすぐに入らない場合には、針を抜く時にも痛くなるのが普通です。

 痛みをよくするために、大変なご苦労をなさってきたのがよくわかる身体でした。

 当クリニックでは、筋肉の硬くこわばった部位を直接刺激することは避けております。
この患者さんも首の後ろの方が鉄板にようでした。
首の前の方を刺激しました。

 首を左右に向けにくい状況でしたが、このような刺激をすると、首が容易に回るようになりました。
同時に首・肩の痛みが軽減しました。

 一度症状が改善しても、刺激してからある程度時間が経つと再び症状がでてきます。
身体に悪いクセがついているからです。
治療を繰り返すことで体質改善ができます。
そこまでいけば、頻回の治療は必要がなくなります。

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そろそろ梅雨入り [季節]

 昨日は暑かったですね!
今日も暑い一日になりそうです。
明日の都内は午後から本格的な雨の予報がでており、梅雨の走りとも表現されております。
これだけ気温があがり、蒸し暑く感じる時季には湯たんぽは使いにくいですね。

しかし、寝床の中で身体の表面を探ってみてください。
腋の下の温度を基準にして、おなかやお尻を比べてみましょう。
お尻と二の腕が冷たいことが多いのです。

これだけ気温が高いのに、身体は冷えているのが当たり前のことが多いのです。
気温の高い時季に身体を温めておかないと、秋・冬になった時に間に合わなくなる可能性がでてきます。

逆に気温の高い時に身体を温めると効率よく温まります。
冷えを治すには、今がチャンスです!

沸騰したお湯を使うのではなく、お風呂のお湯で湯たんぽを使いましょう。
お風呂のお湯(これから入浴するという前提で書き込んでおります。昨日の残り湯ではありませんよ!)で湯たんぽをつくりましょう。
一カ所2〜3分程度、いつもの場所を温めてみましょう。
お風呂のお湯と身体表面の温度差があると、芯まで温まる以前にのぼせてしまいます。
そのため、冷えは治りません。
お風呂のお湯で湯たんぽをつくると、身体がいかに冷えているか、実感しやすくなります。

 暑い時季でも冷えは治ってはおりません。
冷えが気にならないだけなのです。
今の時季ならば冷えが治りやすいのです。

 少しだけ頑張って湯たんぽを使う価値があります。

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