お灸 せんねん灸 やけどはだいじょうぶ? [治療法]
これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
お灸というと、せんねん灸がすぐに思い描かれます。
お灸は中国由来の治療法ですが、日本で独自の発展をとげております。
むしろ今の中国ではあまり使われない治療法になっているようです。
また、中国でのお灸は日本でいう、棒灸で間接的な熱刺激の治療法になっているようです。
つまり日本でやっているような、肌を直接刺激するお灸とはひと味違う治療法になっています。
さて、日本でもお灸はすでになじみのない治療法になっており、
お灸というと肌に直接据えるお灸よりは台座のついた、
せんねん灸のようなものがポピュラーになっております。
せんねん灸はやけどしにくいように考えられますが、実際にやってみるとヤケドしやすいので
注意が必要です。
熱くなっても両面テープで固定されていますので、移動できません。
そのためヤケドする可能性があります。
台座があるから大丈夫と油断してはいけません。
安全にお灸をするならば、綿花を利用したまだらめ式間接灸で行なうのがお勧めです。
Her 2蛋白陽性の乳癌患者さんの話 [治療効果]
標記の患者さんの治療をしております。
この患者さんは40歳台で手術後状態です。
抗癌剤を使っておりましたが、副作用がひどくなり抗癌剤を続けられなくなりました。
抗癌剤とは抗HER2療法のハーセプチンでした。
中止しても吐き気・頭痛がひどく、どんどんやせてきました。
ネットで検索して当クリニックを受診されたのです。
ハーセプチンを投与してもHer 2蛋白の血中濃度は高く、しかもそれを止めたものですから精神的にも不安が強い状態でした。
当クリニックの臨床経験では、このような場合には全身が冷えていることが多いのです。
ストレスがかかっている状況では、さらに全身の筋肉がガチガチに凝っていることも多いのです。
診察すると、この患者さんもそのような身体の状態でした。
吐き気や頭痛がでて、当然と思える身体です。
早速湯たんぽ美人を使って身体を温める事を勧めました。
気温の高い日だったのですが、湯たんぽ美人を離しません。
ご自身が冷えていることに気付いていなかったのです。
綿花を利用した間接灸と気診治療の組合わせで治療を始めて、2ヶ月後に採血しました。
Her 2蛋白は定性で、陰性となっておりました。
立派な薬で効果がでなかったものでも、体調がよくなると身体が勝手に良くなっていくものなのです。
治療を始めて、すぐにおいしくご飯が食べられるようになりました。
また、気持ちよく目覚めるようになったのです。
このように毎日が快適に過ごせるようになれば、大抵の病気はよくなります。
この患者さんは職場にも湯たんぽ美人を置いて、しっかりと身体を温めました。
そうすると、綿花を利用した間接灸と気診治療の効果は一段とよくなります。
休みの日にはご自身でも、綿花を利用した間接灸を頑張りました。
ご本人は頑張っているのではなく、お灸をすると楽になるのでやっている、とおっしゃいます。
どんな治療手段でも毎日が快適に過ごせるようになると、病気は治る方向に向いていくと思います。
肺癌の患者さんの話 [治療法]
抗癌剤の治療を受けている肺癌の患者さんが通院しております。
抗癌剤を繰り返していくうちに、白血球が減少して抗癌剤を使えなくなることが多いのです。
抗癌剤も半端な効果しかでなくて、中途半端な治療で終わる事が多いのです。
この患者さんは、担当の医師が驚くほど順調に抗癌剤を繰り返し、肺癌はほとんど瘢痕化した状態にまで持ち込めました。
しかし、白血球の数・リンパ球の数は維持できましたが、血小板の数が減ってきました。
通常20万個ある血小板が6万までへった時点で、抗癌剤は中止となりました。
白血球が減少した場合には、それを増やす薬物があります。
しかし、血小板を増やす薬はありません。
血液科の治療法ではステロイドを使いたくなる場面です。
しかし、この状況でステロイドを使うと、肺癌にたいしてはいい効果が望めません。
極力ステロイドは使いたくない状況です。
この場面では、当クリニックには秘密の治療法があります。
血小板や白血球を増やすにはお灸が効果的なのです。
ただし、大量に施行する必要があります。
皮膚に直接据えるお灸を大量に繰り返しました。
血小板は1万8千まで低下しましたが、ようやく2万7千まで回復しました。
3万を越えれば一息つけますが、あと1歩です。
骨髄にまで影響を及ぼす必要があるので、大量のお灸が必要になります。
なにかしらのストレスがかかった場合に脳出血を起こすことが心配です。
早寝早起きを徹底させて、品行方正な生活をしていただいております。