今年の夏も暑いですね! [季節]
今年は梅雨明けが遅かったですが、あけたら猛暑日の連続です。
冷房をつけないと夜も眠れない状況です。
弱い冷房でも一晩つけていると身体は冷えます。
暑い時期には汗をかきます。
汗は身体を冷やすためにかくので、汗をかいている部位を触れると冷たくなっております。
冷えている状態が長く続くと、内臓に十分に血液が流れなくなって内臓の機能が低下します。
それが夏バテの病態です。
簡単にいえば、胃腸に十分に血液が流れないので食欲が落ちます。
あまりにもお腹が冷えると、おなかを壊して下痢が続き消耗してしまうこともあります。
このような病態は、内臓に十分に血液が流れるようにすれば解決できます。
ここで大切なのが湯たんぽによる身体の加熱なのです。
こんな暑い時に湯たんぽとは非常識な!とお叱りを受けそうです。
当クリニック近辺では、日中の陽ざしの強い時間帯には40℃くらいの気温になります。
大量に発汗して受診なさる患者さんも多いのです。
このような患者さんに湯たんぽを使っていただくと、汗が早くひけるのです。
もちろん湯たんぽを身体にあてている時間が長すぎると、そのために汗をかきます。
あと5分もしたら汗をかきそう、と感じたら湯たんぽを移動させることが必要になります。
湯たんぽも一日中使う必要は全くありません。
最も簡単・安全な使い方としては、入浴前に湯たんぽを使います。
お湯は、沸騰したお湯ではなくお風呂のお湯を使います。
この温度ならばヤケドはしません。
このブログで何度も取り上げている、湯たんぽを使って加熱するべき身体部位を1カ所1-2分程度温めるのです。
大腿部前面・腹部・臀部・上腕伸筋側(振り袖の部分です!)を温めます。
そうしてから入浴すると、内臓に血液が十分に流れるようになります。
内臓の機能がよくなれば、食欲はでてきますし腸の調子も良くなります。
暑い時季に汗をかけない人も居ります。
熱がこもって苦しみます。
このような方は汗腺の機能が低下している状態と考えられます。
このような方の対処法は次回書き込みます。