11月も間もなく終ります:新型コロナウイルス感染症の対策 [季節]
今年はコロナに始まり、コロナに振り回されている1年になっております。
まだ残すところ1ヶ月ありますが、明日からは一段と寒くなるようです。
新型コロナウイルス感染症では、免疫の状態が望ましい状態では重症化する可能性が低いことが判明しております。
もっとも簡単に免疫の状態を知るにはリンパ球の数を観察する事です。
リンパ球の数が多い感染者は重症化しにくかったことが、早い時期に判明しております。
検査しないでリンパ球が多いか、あるいは少ないかを予想する方法としては、身体の冷えの有無を観察するとよろしいのです。
リンパ球が多い状態とは、全身に隈なく血液が流れている状態です。
これが自律神経の言葉で表現すれば、副交感神経が優位な状態です。
副交感神経が優位な状態とは則ち、血液循環が良好な状態です。
内臓に十分に血液が流れるので、内臓の機能が良好な状態です。
代謝が良好となり、自分自身で熱を産生が上手にできますので冷えとは無縁の状態になります。
そして、手足の隅々まで血液が流れやすい状態でもあります。
これが免疫の状態が望ましい状態を、血液循環と自律神経から観察した事実です。
身体にある程度のウイルスの量が侵入したら、感染してしまいます。
その侵入を防ぐためにうがい・手洗いが必要になります。
それでも感染してしまうことは残念ながら、あり得ることです。
最後の砦が免疫で、明確にわかるのがリンパ球の数です。
寒くなってくると、リンパ球の数が減ります。
湯たんぽで身体を十分に温めると、リンパ球の数は急速に増えるのです。
リンパ球の数は高齢になると減ります。
身体が冷えても減ります。
どちらも湯たんぽによる加熱保温で改善できます。
疲労学会に参加しました [学会]
まだまだ新型コロナウイルス感染症は収束しておりません。
そのため、学会・研究会では今年度の開催を中止したものも多くみられます。
慢性疲労症候群や労働疲労などを中心に扱う、疲労学会は本来ならば5月に開催されるよていでしたが、延期されました。
昨日と本日にハイブリッドで開催されました。
現場で参加するのと、パソコンなどを利用してリモートで参加するのとで、ハイブリッド開催でした。
所長は移動中の感染する可能性が高くなるのでは?と不安があり、リモートでの参加としました。
理事長先生や大会長先生のお顔も拝見できたし、よく会う会員の声も聴けて満足しました。
疲労を真摯に追求する研究内容を拝見し、明日からまた治療を頑張ろうと思いました。
来年は東京開催が決定しておりますが、全てリモート開催となるそうです。
会員とは直接は会えませんが、頑張って演題を作成する予定です。
癌部分にお灸しても良い? [治療法]
これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
お灸は古代中国由来の治療法ですが、日本で独自の発展をとげました。
今では日本のお灸は、驚異的な治療効果を有する治療法になっております。
これまで難病とされ、治らないのが当たり前とされた病気でも治せる場合が増えてきました。
全ての難病がたちどころに治るのではありません。
毎日当クリニックで行なっている綿花を利用した、まだらめ式間接灸を繰り返していると病気そのものがよくなってくるのです。
少しでも改善する点がでてくると、張り合いがでてもっとよくなろうと努力できるようになります。
悪循環の反対の言葉で、好循環という言葉があります。
ほんの少しでも体調がよくなることが実感できれば、まさにこの好循環がでてきます。
湯たんぽを活用して身体を温め、綿花を利用したまだらめ式間接灸を繰り返すと筋肉の異常なこりが解消され、内臓に十分に血液が流れるようになります。
これが副交感神経が優位な状態です。
つまり免疫の状態が理想的な状況になるのです。
ある程度の期間この状態が維持できれば癌でも小さくなります。
やがて消失する可能性が高くなります。
ここで、どこにお灸したらよいのか?が問題になります。
第一にせんねん灸のようなものではヤケドしやすいので、それは使わないことです。
お灸は熱を伴う治療法ですので、一カ所に固定する刺激では簡単にヤケドします。
ヤケドすると繰り返しての治療ができません。
そのために綿花を利用したやり方が必要なのです。
第二に癌そのものを刺激する方法でも構いません。
乳癌のように体表面近くにある場合には非常に有効な治療法です。
綿花を利用した、まだらめ式間接灸の前後で腫瘍のサイズが小さくなるのがわかることがあります。
腫瘍そのものが破壊されて小さくなるのではなく、おそらく腫瘍の内部に貯まった水分が減ってくることでちいさくなるのでは?と考えております。この方法を繰り返して乳癌が消えた患者さんも沢山いらっしゃいました。
しかし、体表面に近い部位の癌ならば可能ですが、内臓の癌などでは無理な場合も多々あります。
おなかにお灸することは大切ですが、それだけでは不十分です。
全身的な筋肉の異常なこりを解消する必要があります。
現代医学は筋肉のこりに対して関心を持っておりませんが血液の流れを考えれば、血流の抵抗にしかなりません。
つまり筋肉のこりがあれば、内臓に十分に血液が流れなくなるのです。
各臓器に流れる血液の量と各臓器の機能は比例するのです。
内臓の機能が低下することが筋肉のこりのもつ悪さです。
内臓の機能が悪くて病気が治るでしょうか?
このような内臓の機能の悪さは、通常の検査では異常がでない特徴があります。
従って、このような病態があることを知らなければ見逃してしまいます。