台風が接近しております。 [季節]
今月はスタートが肌寒く、長雨でした。
その後気温が高くなりましたが、再び最低気温が下がってきております。
猛烈な勢力の台風が接近した後で再び暑くなるようですが、やがて寒くなるでしょう。
当クリニックでは最低気温が20°Cを下回ったら、朝の外出には手袋をすることを勧めております。
かく申す所長は昨日から手袋を始めました。
出勤時間は午前7時40分です。
玄関を出るとなんとなく手が冷えます。
手袋をしなくてもなんとかなる程度の気温ですが、今季初の手袋をはめました。
歩いているうちに身体が温かくなってきたので、手袋はすぐに外しました。
汗をかくまでは手袋をしてはいけません。
自分の熱を取られないように用心するような手袋の使い方をします。
最近は患者さんの指紋の温度を測定しております。
手のひらの中央部と指紋の中央部で温度差のないことが理想ですが、体調の悪い患者さんではわずか10センチ程度の距離で7−8°Cの温度差があることが多いのです。
身体の端っこまで十分に血液が流れていない状況です。
これでは内臓の機能が良くなりません。
色々な不調が出てくるのはある意味では当然のことです。
これだけ末梢に血液が流れにくい状況になっているならば、血圧を高くしないと末梢まで血液が流れにくくなります。
血圧が高いことを問題にすることが多いのですが、このような状況で降圧剤を使い無理に血圧を下げると脳を含め身体の隅々にまで十分に血液が流れにくい状況になります。
最悪の場合を想定すると脳梗塞になりやすくなる可能性が高くなります。
脳以外の内臓にも十分に血液が流れにく状況となるので、内臓の機能が低下します。
手のひらや指紋中央部の温度差を調べるだけでも、得られる情報は貴重です。
体調がよくなると手のひらの中央付近と指紋中央付近の温度差は小さくなり、やがて差がなくなります。
コロナ禍のため、非接触型の温度計を所有していらっしゃる方も多くなっております。
このような使い方をするのも健康状態を推測する手段となります。
湯たんぽ美人が活躍する季節になります。
身体を温めるには湯たんぽが大切なアイテムですが、使えない時間もあるのが現実です。
そういった場面では温めることと冷やさないことが必要になります。
無理なく身体によい状況を作ることが大切です。