急に寒くなってきました
今年の気温の変化は例年に比べて、かなり極端な変化をしているような気がします。
いろいろと物議を醸した東京オリンピックの時の暑さには参りましたが、その後には長雨があり低温注意報が都内で発令されるほどの気温の変化がありました。
昨日から急に寒くなって、例年の11月下旬並の気温となっております。
急激な気温の変化にはなかなか順応できませんので、体調の悪い方にはひどく辛い状況となります。
天候そのものを変えることはできませんので、自分自身で対処するしかないですね!
ここで必要なのが湯たんぽです。
気温が低い場合には手足は冷たくなります。
それは内臓に十分に血液を流すために、手足を犠牲にするためです。
手足が犠牲になる期間が長くなると、内臓の機能にも悪影響が出る可能性が高くなります。
そのため手足を犠牲にする時間を短くしなければいけません。
ここで推薦するのが湯たんぽです。
沸騰したお湯で2リットルの湯たんぽを作ると、身体を温めるパワーは13万カロリーあります。
標準的な電気あんかは30Wです。
1時間あたりには25,000カロリーの熱エネルギーを産生します。
1時間かけて、ようやく2.5万カロリーです。
湯たんぽははじめから13万カロリーを有しております。
そのため、今この瞬間に身体を温めるには湯たんぽが強力なアイテムとなります。
最近では停電になることはほとんどありませんが、災害の時には停電の可能性が高くなります。
特に寒い時期に停電になると風邪をひきやすくなったり、高齢の方では肺炎になりやすくなります。
高齢者の肺炎は命取りになる可能性の高い病気です。
防災備品としても湯たんぽは一家の人数分は備えておくと便利です。
東日本大地震の時には計画停電がありました。
あの時には湯たんぽのお陰で助かった方が沢山いらっしゃいました。
阪神淡路大震災の時には日本一の湯たんぽ製造会社である、マルカ株式会社が市民に大量の湯たんぽを供出してくれたのです。
おかげさまで肺炎にならずに済んだ高齢者が沢山いらっしゃったはずです。
実際にこのような災害になると、自治体に湯たんぽを提供しても困っている人に届くにはかなりの時間がかかります。
これから寒くなります。
ご自身で湯たんぽを備えて、実際に使ってみましょう。
新型コロナウイルスはありがたいことに、収束傾向にあります。
しかし、いつ再度増悪するか予知できません。
身体の冷えを改善させると免疫機能は確実に向上します。
新型コロナウイルスにも罹患しにくくなりますし、確実に重症化を防げます。
快適な毎日が送れる可能性が高くなります。
一家に人数分の湯たんぽを用意して、使ってみましょう!
面白い書籍発見 [治療法]
アメリカのアンドリュー・ワイル博士が統合医療という言葉を作ってくれましたので、西洋医学以外の治療法はさほどの違和感がなくなりつつあります。
当クリニックでは、統合医療で治療しております。
統合医療の治療とは、西洋医学の不足するところ・効果が不十分なところを補うことを目的としております。
しかし、統合医療と言っても西洋医学以外の治療手段が数多くあるため、その全てに精通できるのは現実には無理なことです。
いろいろと情報を集める努力はするものの、どうしても手が回りかねることが出るのが残念です。
さて、今回発見したのはオステオパシーの先生の書籍を発見しました。
その業界では高名な方のようです。
単純にオステオパシーを試みるのではなく、経絡的なツボを利用していること、さらにはかつての針灸トポロジー時代の治療法を取り入れていらっしゃる事に驚きました。
針灸トポロジーとは、1970年代に世界的に高名だった間中喜雄先生が主宰されていた針灸治療の研究会がありました。
針灸トポロジー学武会というのが正式名称でした。
所長は当時はその存在を知らず、後年になってから知りました。
それがきっかけになって今の治療法が始まっております。
針灸トポロジー学武会は、その当時としては最高峰の針灸治療を研究していた存在でした。
何人かのスターと言えるような治療家がいました。
当時の記録が残っていたので所長はその治療家を訪問し、治療を受けてきました。
その結果、加古川市の小田 一医師に師事することになりました。
それが平成4年のことでした。
当初は研究会に参加しても内容が全く理解出来ず、大変でした。
我慢して参加し続け、また良き先輩の指導を受けられたので何とかして治療できるようになってきました。
まだまだ至らない点が多々あるのは残念なことですが、なんとか改善しようと日々に精進しております。
今回発見した書籍もその一環です。
参考になる点が多く、感激しております。