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針治療で出血はいいの? [治療法]

 これはこのブログの検索ワードの一つです。

針治療は先端がとんがっている針をつかう治療ですので、うっ血が多い部位を刺激すると出血することがあります。

指の先端、特に爪の生え際付近には大切なツボがあります。

エネルギーが湧き出てくると考えられるツボで、井穴(セイケツ)と呼ばれます。

このツボを刺激すると非常に効果が現れやすいのです。


伝統医学の言葉では井穴刺絡と呼ばれる治療法があります。

注射の針を利用して、意識的に出血させる治療法です。

自律神経免疫治療が発足した頃には、最も有力な治療法として有名になりました。

効果がある治療法ですが、時々新聞にこの治療法をおこなって逮捕された針灸師の事件が載ることがあります。


 意図的に出血させると医師法違反になるのだそうです。

出血させると、外科的処置と判断されるためです。

そのため、針灸学校では意図的に刺激したのではない、との言い訳まで指導していると聞いたことがあります。


 自律神経免疫治療研究会では刺絡治療を盛んにやっておりました。

しかし、その後臨床経験を積むと刺絡治療では刺激の頻度が少ない欠点が明らかとなりました。

刺激の頻度を上げるために綿花を利用した、まだらめ式間接灸を多用するようになりました。

今では刺絡治療で治せなかった病気も治りやすくなってきております。

井穴刺絡の代わりに、爪にお灸すると刺絡治療以上の効果があり、さらにその効果が長持ちすることが判明しております。








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