地震の話 [病態・治療法]
昨夜に続き、本日も東北地方で大きな地震がありました。
東日本大震災からようやく11年が過ぎております。
地球の歴史から考えると、わずかの時間しか経過しておりません。
余震ではなさそうですが、不気味なものです。
地震がくる前に頭痛が出ると、おっしゃる方はかなりたくさんいらっしゃいます。
都内には頭痛外来を設けている病院は多いのですが、そこを受診する患者さんでは
気圧の変化・地震・火山の噴火を誘因に上げる患者さんが多いそうです。
こういった患者さんは辛い日々を過ごしていらっしゃることでしょう。
不幸にして地震や気圧の変化・火山の噴火などに悩まされる患者さんでも、全身的に体力がついてくると頭痛は軽減してきます。
体力をつけるにはどうしたらいいのか?
治療として考えると、自律神経のバランスを整えることにつきます。
このような患者さんは、運動して体力アップを期待できるほどの状態でないことが多いのです。
運動はすればいいのではなく、運動して却って具合が悪くなる状況も確実にあります。
細かいことを言えばキリがないのですが、原則的には普通に生活できるレベルの体力になってから鍛えるという順番にしないと危険です。
無理は禁物です。
ある程度弱い方は、やり過ぎると後でしっぺ返しがきます。
色々な体力のレベルがあるので、一概に説明するのは極めて困難です。
くれぐれも無理しないことが大原則です。
湯たんぽ いつまで使う [冷えの改善法]
これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
だんだん気温が高くなると湯たんぽなんか使いたくなくなります。
体調が悪くなければ使わなくても大丈夫です。
しかし、何らかの不調があり、湯たんぽを使うと少しでも楽になる経験のある方は暖かくなっても、湯たんぽ加熱を続けてください。
延々と加熱する必要性は減ってきています。
入浴前の数分間だけ身体を温めてから入浴するような加熱でも間に合う場合があります。
このブログでも何度も取り上げてきましたが、入浴はそんなに冷えの改善効果は期待できないのです。
ここで期待できないと言っているのは、世間的には極端な冷えの場合の話です。
身体の芯まで冷え切っている方は入浴すると、始めは温かく感じますがある程度浴槽に使っていると冷えてくるので早くお風呂からでたがります。
今回取り上げているのはこのように冷え切っている方の話です。
身体の芯まで冷え切っている場合には、
表面的な冷えの奥深い部分にある氷の塊のような冷えを解決しないといけません。
残念ながら一気には解決できないことが多いのですが、少しづつでも解決の方向に向かうために
湯たんぽ加熱を続けてください。
夏の加熱法はまた書き込みます。