暑い日の湯たんぽの使い方 [季節]
本日、山の日です。
猛暑日になっている地域が多いようです。
こんなに暑い時に冷えているとは想像もつかないことでしょう。
しかし、病気にかかっている方では冷えているという自覚こそありませんが、身体の隅々までに十分には血液が流れていないことが多いのです。
なぜそんなことがわかるのか?
体調の悪い方の手のひら・指紋中央部の温度を測定するのです。
手のひら中央部付近と指紋中央部付近で温度差が出てくることが多いのです。
距離にして約10センチ。
この距離で温度差があるのはおかしいでしょう?
猛暑日でも冷えている方は冷えております。
しかし、これだけ気温が高いからこそ冷えていることに気づかないのです。
多くのばあい、手のひら中央部よりは指紋中央部付近の方が温度が低いのです。
ひどい場合には10度以上の温度差があることもあります。
健康な方では温度差がないことが多いようです。
最近目立つのはコロナ後遺症の患者さんです。
この温度差が大きことが多く、湯たんぽでしっかりと加熱すると急速に改善する方が出てきます。
そうです。
この病態を改善させるには湯たんぽによる加熱が最も効果的に思います。
しかし、この猛暑日が続いている状況では、冬と同じようには湯たんぽは使いにくいのも確かです。
そのため、入浴前の湯たんぽの利用をお勧めします。
沸騰したお湯を使うことはありません。
お風呂のお湯を湯たんぽに入れるのです。
何しろお風呂のお湯ですから、ヤケドするはずがないでしょう!
湯たんぽの袋は要りません。
大腿部前面・腹部・臀部・上腕伸筋側:いつも湯たんぽ加熱を勧めている部位に1ヶ所1分程度温めてください。
そうしてから入浴してください。
何しろこの暑さです。
汗をかいています。
発汗した皮膚は冷たいのです。
冷たい皮膚のままで入浴すると、すぐにのぼせてしまいます。
つまり、身体の芯まで温まる前に入浴終了となるのです。
短時間で構いませんので、お風呂のお湯を入れた湯たんぽで身体を上記のように温めてから入浴しましょう!
こうすると内臓に血液が流れやすくなります。
問題点が一つあります。
このような入浴法では、湯上がりに大量の発汗がみられます。
その時には水をかぶって、身体をある程度冷やしてからあがってください。
一瞬でいいので、汗腺を引き締めましょう。
汗をかきにくくする必要がある、ということです。
そもそも今の水道水は冷たくないのです。
そう簡単には身体は冷えませんので、ある程度の時間水を被る必要があります。
台風6号が! [季節]
台風5号が行き過ぎたら、既に6号が被害をもたらしております。
南の熱い風の影響で、全国的に猛暑日が続く予報になっております。
これだけ暑いと冷房を入れざるを得ません。
寝室が暑いままでは眠れません。
中途半端な冷房の使い方では睡眠を妨げます。
よく聞く話ですが、切りタイマーを活用することがあります。
多くの場合、冷房のスイッチが切れた途端に目が覚めるということがあります。
これだけの猛暑ですので、朝までの連続運転をお勧めします。
当然扇風機は併用していると思いますが、身体に直接当たらないような風の向きが必要になります。
一晩顔面に直接風をあててしまい、いわゆる顔面神経麻痺になってしまうこともあるのです。
また、これだけ暑いとパジャマを半袖・半ズボンにすることが多いのですが、
オールナイトの冷房環境ではかなり冷えます。
長袖・長ズボンのパジャマにして、肌を露出しない用心が必要です。
パジャマの生地は薄くて構わないのですが、体表面を覆うことが大切です。
何しろ何か掛けていても寝ている間に剥いでしまうことが多いからです。
これだけ用心しても起床時には足首から先の冷えを感じると思います。
さて、冷房の設定温度の問題があります。
就寝時だけ使う寝室では、日中の気温のために壁や天井・床が高温になっている可能性が高いのです。
就寝時には28度程度の設定温度で構わないのですが、最初は2−3度低めに設定して寝室の空間の温度を下げる必要があります。
具体的には床に就く前の約1時間だけ26-27度でエアコンを運転します。
いよいよ寝るという段階で28度に設定温度を上げて、終夜運転することです。
あまりにも暑い日には27度以下に設定しても構いません。
そこは臨機応変です。
今週は全国的に猛暑日が続きそうです。
冷房を上手に使って乗り切りましょう。
暑い日の湯たんぽの使い方は次回に書き込みます。