コロナ後遺症について [病態]
新型コロナウイルス感染症は最近では検査を拒否する方が多いようで、報道では感染者数が減少しているようですが、実態は感染者はもっと多いと推測しております。
デルタ株の後遺症の方は著しい疲労倦怠感が中心の後遺症でした。
もろに感染後慢性疲労症候群と診断されるような状況でした。
オミクロン株の後遺症では疲労倦怠感よりは不眠・ブレインフォグが多くなっているようです。
どちらの株の後遺症でも、患者さんは身体が冷えております。
なぜならば手のひらの中央部と指紋中央部付近の温度差が著しいのです。
身体の隅々まで十分に血液が流れない状況と判断できます。
このような状況で心配なのは内臓に十分に血液が流れないことです。
内臓をなんとか守るために、手足の末梢には血液を流さないので手足は冷えてくると考えられます。
手足を犠牲にして内臓を守ろうとするのが生き物の持つ本能のようなものと考えられます。
手足はなくても生きられますが、内臓が機能しなくなったら生命が危険な状態になります。
手足をある程度犠牲にしていても、内臓は完全な状態で機能するのではなく内臓そのものの機能も低下してきます。
つまり活動するに足りる十分なエネルギーを産生することが出来にくい状況になります。
こうして疲労倦怠感が出てくるのです。
冷えはこのような悪さを引き起こします。
ではどうやって冷えを改善させられるのでしょうか?
生姜紅茶を飲みますか?
ある程度身体に悪さをするような冷えは、漢方薬を含め飲食物では治らないのです。
なぜでしょう?
内臓の機能が低下しているからです。
せっかく身体にいいものと考えて効果なサプリメントや漢方薬や高価な食品を摂っても、
なにしろ消化吸収の機能が低下しているのです。
期待したような効果が出るはずがありません。
まずは湯たんぽ美人を使ってしっかりと身体を温めることです。
冷えの改善にはこの湯たんぽ美人が役に立ちます。
内臓にある程度血液が流れるようになると、通常の食事の吸収率が改善します。
特殊な食物を摂る必要がなくなります。
冷えの改善が最も重要なことだと思います。
冷えを放置してなんらかの治療をしてもさほどの効果は期待できません。
まずはしっかりと冷えを改善させることです。
冷えの改善が出来れば色々な治療の、本来の効果が出やすくなります。