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地震の話 [病態・治療法]

 昨夜に続き、本日も東北地方で大きな地震がありました。

東日本大震災からようやく11年が過ぎております。

地球の歴史から考えると、わずかの時間しか経過しておりません。

余震ではなさそうですが、不気味なものです。


 地震がくる前に頭痛が出ると、おっしゃる方はかなりたくさんいらっしゃいます。

都内には頭痛外来を設けている病院は多いのですが、そこを受診する患者さんでは

気圧の変化・地震・火山の噴火を誘因に上げる患者さんが多いそうです。


 こういった患者さんは辛い日々を過ごしていらっしゃることでしょう。


 不幸にして地震や気圧の変化・火山の噴火などに悩まされる患者さんでも、全身的に体力がついてくると頭痛は軽減してきます。


体力をつけるにはどうしたらいいのか?


治療として考えると、自律神経のバランスを整えることにつきます。

このような患者さんは、運動して体力アップを期待できるほどの状態でないことが多いのです。

運動はすればいいのではなく、運動して却って具合が悪くなる状況も確実にあります。

細かいことを言えばキリがないのですが、原則的には普通に生活できるレベルの体力になってから鍛えるという順番にしないと危険です。

無理は禁物です。

ある程度弱い方は、やり過ぎると後でしっぺ返しがきます。


 色々な体力のレベルがあるので、一概に説明するのは極めて困難です。

くれぐれも無理しないことが大原則です。














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人体の仕組み [病態・治療法]

 ヒトの体は実にうまく出来ています。

お互いに関係があり、お互いを助け合うように出来ています。

一つの臓器だけでは存在できませんので、生きていくためには合理性が求められます。

また、ヒトは一人では生きていけませんから社会が必要になります。

個々のヒトの構造は、それぞれのパーツがお互いを助け合わないとうまく機能しません。

そのようなヒトの集合体が地球上で共に生きているのが現代社会となります。


宇宙全体で考えるとさらに大きな広がりがあるかもしれませんが、そこまでは想像しにくいですね。


 さて、話をヒトの体に戻します。

医学部で講義を聴いていると、各科では自分の科で扱う臓器が最も大切だと強調しておりました。

循環器科は心臓というし、腎臓科は腎臓というし、肝臓科は肝臓と言いました。

それらを包んでいるのは皮膚だから、皮膚が最も大事だと皮膚科が言っておりました。


しかし、実際には優劣はないのです。

どれか欠けたら大変になるのは明白でしょう。


ここで治療の観点から人体を考えてみましょう。

多くの内臓があり筋肉や骨格があって身体を支えております。

物理的に支えるだけではなく、お互い頑張って助け合って一つの命として生存しております。

個々の臓器の機能だけで考えると、行き詰まる可能性が高いと思いませんか?


寝ている時も呼吸を休まないのは凄いことだと思いませんか?

心臓が死ぬまで動いているのは凄いですね!

このようなことを考えると自分の意思で生きているというよりは、何かしら大きなるものによって生かされているようにも感じます。

サムシンググレートとおっしゃる先生もいらっしゃいます。


そこまでスピリチュアル的なことを言わなくても、自律神経が生命を維持する働きをしております。

自分で意識しなくても心臓を動かしたり、呼吸ができるのは自律神経のお陰なのです。

この自律神経がなければ生命を維持することが出来ません。

しかし、この自律神経のバランスが崩れると体調が悪くなり、さらにそれが長期間に及ぶと明らかな病気になってしまうのです。



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診療開始しました。新型コロナウイルス感染症対策 [病態・治療法]

 今年は丑年。


当クリニックは1月5日から診療を開始しました。

丑年には、倦まず弛まず進むイメージがあります。

当クリニックは通常の医療で改善しない方を救済する目的で開設しております。

今年に限らず、倦まず弛まず診療して参ります。


 世界中の人々が幸せになれるように、という期待を込めて診療して参ります。


 新型コロナウイルス感染症は収束の気配がなく、再度の緊急事態宣言が出されるようです。

ウイルス感染症への対抗策としては、白血球の中身であるリンパ球の数を維持することそしてリンパ球の機能が良好であることが必要です。

うがい・手洗いが必要なことは申すまでもありません。

感染症は原因となるウイルスや細菌だけの問題ではありません。

感染して困る、ヒトの問題があります。

体力的に低下した状態ならば、感染しやすくなるでしょう!

どうしたら感染しにくくなるか?

うがい・手洗いだけでは足りません。


 リンパ球を増やす方法は血液学の教科書には載っておりません。

安保 徹先生が発見したリンパ球は副交感神経の支配を受けていることを考えると、副交感神経を優位にする生活をしておればリンパ球が増やせます。

まずは早寝早起きが必要です。

夜更かしの生活をしているとリンパ球が減ります。

歯磨きも大切です。

口の中は温かく、細菌の立場からすればエサの多い環境です。

起床時に歯磨きをしないで朝食を食べるのは、就寝時に増えた細菌ごとお腹に入れていることなのです。

これだけでリンパ球が減ります。

リンパ球を増やすためには、細菌の絶対量を減らすことも大切なことです。

少なくとも毎日歯磨きはしていますよね!

その頻度を増やせばリンパ球は増えやすくなります。

理想的には食前食後の歯磨きができればいいですね!

昼食前の歯磨きが一番難しいようです。


 最も簡単にリンパ球を増やす方法としては、このブログで何度も取り上げて来ております湯たんぽ美人による身体の加熱・保温という手段があります。

突き詰めて考えてみると、副交感神経が優位な状態とは全身に隈なく血液が流れている状態と考えられます。

言ってみれば身体のどこかしらが冷えている状態があるといけません。

色々な理由で冷えは出てきます。

その理由によって多少の差はありますが、冷えの改善には身体を温めるめる事が必要です。

湯たんぽなんて原始的なものを!と嫌がる方も多いのです。

しかし、冷たい身体を温めるためには、熱量が多くないと物理的に無理なことになります。

電気アンカは標準的には30W/時間の熱量を出します。

これはCalで考えると、30WX60秒X60分X860Cal/W≒25,800Cal の熱量を発生するだけなのです。

100℃のお湯を2,000ミリリットル入れた湯たんぽの有する熱量を考えてみましょう。

身体表面の温度が35℃になったら問題はない状態ですので、(100-35)℃X2,000=130,000Calの熱量があります。

電気アンカは1時間かけて2万6000Calも熱を産生しませんが、沸騰した2リットルの湯たんぽには身体を温める熱量は13万Calもあります。

つまり、湯たんぽは今の瞬間でも13万Calの熱量がありますが、電気アンカでは1時間かけても3万Calも発熱しないのです。

どれだけ湯たんぽが優秀か、わかるでしょう!

しかも停電になったら電気アンカは役に立ちません。

現代ではなかなか停電にはなりませんが、東日本大地震のような計画停電が行われた時には湯たんぽに助けられたとおっしゃる方が多かったのです。

新型コロナウイルス感染症に限らず、寒くなると肺炎になりやすくなります。

肺炎球菌ワクチンの接種は大事ですが、肺炎は色々な理由で発症します。

それだけでは不十分なのは当然でしょう。

ワクチンの存在しない細菌・ウイルスがあるのはご承知の通りです。

やむを得ません。

ご自身の免疫力を高めることが重要となります。

免疫力の裏付けがリンパ球です。

年齢が高くなるとリンパ球が減ります。

高齢者が重症化しやすくなるのはリンパ球が減るからと推測されます。


湯たんぽ加熱ではリンパ球395個しかないような患者さんでも、5日後には1,750個までリンパ球を増やすことができます。

新型コロナウイルス感染症を克服するためには湯たんぽが大きな力を発揮すると思います。


本年も身体の機能を高めることを目標に診療にあたります。













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筋肉の異常なこりを改善させるために [病態・治療法]

 現代医学では筋肉の異常なこりと冷えが問題にされていない旨の書き込みをしました。
冷えの改善法などはこのブログを中心に何度も書き込んできました。
今回は筋肉の異常なこりについて書き込みます。

 現代医学では筋肉のこりは治療の対象に考えておりません。
医学部の授業では肩こりの講義はありませんでした。
しかし現実には肩こりで苦しんでいる方は多いのです。
アリナミンのCMは目・肩・腰に!と言っているではありませんか!

 ある程度重症の筋肉のこりは、薬物では治りません。
筋肉が硬くこると血液の流れが悪くなり、こった筋肉に薬物がいかなくなるからです。
薬物がこりをとるだけ十分な濃度には至らない、といった表現が妥当かもしれません。

 物理的な刺激が効果的ですが、ここで気をつけて頂きたいことがあります。
こった筋肉そのものを刺激すると、効果的な時間が短くなるのです。
こった筋肉を直接刺激するような治療はやがて破綻します。

 筋肉のこりはなだめたり、すかしたりする必要があるのです。
そのためいろいろな治療法を作り出してきました。
拮抗筋の考え方を取り入れたり、経絡的な考えを取り入れたりしてきました。

 所長は幼少期に交通事故にあってから、肩こり・頭痛に悩まされてきました。
半世紀以上苦しんできましたが、これらの考え方によって解消しております。
自分自身で治療出来るようになってから、様々な肩こり治療を行なってきました。
最大の収穫は、こっている筋肉そのものを刺激してはいけないという事実が判明したことです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://dr-madarame.com

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首のこりに苦しんでいる患者さんの話 [病態・治療法]

 うつ病と診断されている患者さんが受診されました。
向精神薬内服で抑うつ気分は軽快してきましたが、首・肩の痛みに耐え難い状況になってきたそうです。
担当している医師はうつ病はよくなっていると判断しているそうですが、うつ病が改善する場合には身体の痛みも改善するのが当たり前ですので、この判断は???

 首・肩の痛みの経歴が長いので、長期に渡り針治療や整体での治療を受けてきたそうです。
痛みの中心は肩や首のこり感の強烈なものでした。
これまでの治療法の詳細は判りませんが、刺激する部位は痛みのある首や肩が中心だったようです。

 痛みがある部位を刺激してもらって、症状が軽減すれば治療する者は嬉しいですね!
しかし、そのような治療を続けていると、効果的な時間が徐々に短くなるのです。
はじめは月に1回治療を受ければ間に合っていたのが、週に1回治療を受けても間に合わなくなるのです。
挙げ句の果てには刺激してもらっている傍ら、もう痛みやこりが出てくるようになるのです。

 この患者さんの首・肩は鉄板にような硬さでした。
このような場合には、針が真っすぐに入らない場合もあります。
皮膚が硬い場合には針をさす時に、非常に痛く感じることが多いのです。
また針が真っすぐに入らない場合には、針を抜く時にも痛くなるのが普通です。

 痛みをよくするために、大変なご苦労をなさってきたのがよくわかる身体でした。

 当クリニックでは、筋肉の硬くこわばった部位を直接刺激することは避けております。
この患者さんも首の後ろの方が鉄板にようでした。
首の前の方を刺激しました。

 首を左右に向けにくい状況でしたが、このような刺激をすると、首が容易に回るようになりました。
同時に首・肩の痛みが軽減しました。

 一度症状が改善しても、刺激してからある程度時間が経つと再び症状がでてきます。
身体に悪いクセがついているからです。
治療を繰り返すことで体質改善ができます。
そこまでいけば、頻回の治療は必要がなくなります。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com
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悪性腫瘍末期の疼痛治療 [病態・治療法]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
悪性腫瘍の末期では治療手段が乏しいのが現状です。
モルヒネの活用が行き渡りつつありますので、痛みの治療は昔よりは良くなってきました。
しかし、病気の進行状況や患者さんの体力との関係で、適切に痛みを改善させることに難渋することも多くみられます。

 悪性腫瘍末期の疼痛治療を目的に当クリニックを受診される患者さんも多いのです。
この状況は患者さんは苦しみますが、それを目の当たりにしているご家族も苦しみます。

 悪性腫瘍の患者さんは食欲が低下して、痩せてきます。
身体全体が冷え、活力が低下します。
ご自身の身体を支える筋肉の量が減ってきて、同じ姿勢をしているだけで疲れてしまいます。

 当クリニックでは湯たんぽ美人を使い、身体を温めていただきます。
そうしながら綿花を利用した、まだらめ式間接灸で全身を刺激します。
このお灸をすると、身体の痛み以外にもある沢山の苦痛が軽減してきます。

 ありがたいことにこのお灸は自宅でもできます。
悪性腫瘍の末期の状態では受診できないことも多いので、ご家族の助けを借りて治療出来るのは助かります。
患者さんご本人が助かるだけではなく、ご家族も患者さんのお役にたてるのです。

 モルヒネの使用量が減ったり、中止しても痛みがなくなった患者さんもいらっしゃいました。
このような治療は、生きていることが快適になるようです。

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統合医療とは? [病態・治療法]

 江戸時代には日本の医療の中心は漢方医学でした。
吉宗将軍の時代に蘭学が入り、漢方とオランダ医学が折衷された医学が勃興してきました。
明治時代になり、ドイツ医学が戦争の役に立つことから主流になりました。
14歳でドイツに留学した森鴎外が陸軍軍医総監になるなど、日本の医学の主流はドイツ医学でした。

 第二次世界大戦以降はアメリカ医学が中心となりました。
所長が学生時代はまだドイツ語の医学用語を使っておりましたが、医師となって数年経った頃から
カルテをチャートと呼ぶように、英語が中心になってきました。
こんなふうに書くと、所長は白髪のお爺さんのようにイメージする方が多いかもしれませんが、そうではありませんよ!

 戦後の日本ではアメリカ医学が中心になったのですが、万能ではありませんでした。
アメリカ医学は感染症や外科的な処置が必要な病態には優秀な医学でした。
しかし、生活習慣病には弱かったのです。
そして生活習慣病が疾病の中心になる時代が来ると、伝統医学に注目する動きが出てきました。
それがアリゾナのアンドリュー・ワイル博士の提唱する統合医療だったのです。

 これまでの医療を否定するのではなく、それに足りないものを補い、よりよい健康状態を目指すという医療を目指したのです。
その足がかりとしたのが、各国にある伝統医学でした。

 アメリカではその動きに反応が早かったのです。
代替医療局という政府の組織ができ、その規模が拡大されてきました。
日本では国家としても取り組みは遅々としておりますが、東京大学名誉教授の渥美和彦先生がJACTという組織を作り、それが今の統合医療学会に発展してきました。

 2003年に東京女子医科大学に青山自然医療研究所が出来たのが日本の医学部で、代替医療の臨床を専門に行なう施設としては初めてのことでした。
その部門に約10年間在籍し、東洋医学の運用を中心に臨床経験を積んできました。
莫大なお金をかけても改善しなかった症状・病気が湯たんぽを使って、身体を温めた上で刺絡や綿花を利用した、まだらめ式間接灸・気診治療の組合わせで改善することをたくさん経験してきました。

様々な問題があり(中身には言及しません)その職場を辞し、現在に至っております。

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慢性疲労症候群 社会復帰 [病態・治療法]

 これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。

慢性疲労症候群は治る病気です。
ただし、治療法が的を得ていないといけません。

慢性疲労症候群や線維筋痛症に関しては湯たんぽのブログを参考にしてください。
治療法や、治りかけている時期から社会復帰の具体的なやり方など書き込んであります。

こちらのブログはそれ以外の病気・病態を中心に書き込んでおります。

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 よろしくお願いします。


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癌の治療方針:癌を作り出さないように体質改善をすること [病態・治療法]

 『中居正広のキンスマスペシャル』で野際陽子さんの闘病の様子が放送されました。
野際陽子さんは、肺癌の手術を受けながら女優さんの仕事を続けていたそうでした。
肺癌は早期で発見されながら、診断時から体質改善の努力をしたという形跡は少なくとも番組の中ではありませんでした。
最初の手術から再発まで、約2年間の時間があったようです。
せめてこの期間に体質改善の努力をして欲しかったのです。
再発あるいは転移は避けられなかったかもしれませんが、再発するのが3年あるいは5年に伸びたかもしれません。

 もとより同じ身体で別のことを試すことは不可能ですので、いわゆる”たられば”の話にしかなりません。
癌の手術後の多くの患者さんを診ていると、体調のいい状態が続くと再発しないように思います。
体調がいい状態とは、おいしく食事を摂れる・排泄が気持ちよくできる・熟睡出来るの3つがうまくいくことと考えております。
 毎日が自分の身体を意識しなくとも、快適に過ごせれば体質改善ができるようになります。
簡単には変化しないからこそ、体質なのです。
時間がかかるのは間違いないのですが、それでも試みるべきことだと考えます。

 完璧に体質を変えるまではいかなくとも、癌ができないあるいは出来難くなるような体質になればいいのです。

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アメリカでは癌の患者さんが減っているが、日本では増えている [病態・治療法]

 友人がYou Tube の動画を紹介してくれました。
標記の問題を扱っている動画です。

 この動画の後半には問題がありますが、前半は概ね納得できるものです。
日本では3人に1人が癌になる時代になってきました。
癌などなりたくてなるのではありませんが、長生きするようになると、どうしても発癌する可能性は高くなると思います。
癌になったときに慌てないように、心の準備と知識を得ておきましょう。

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