先日後頭部の刺激で頭痛・めまいが軽減する話を書き込みました。
この部位の刺激では、不眠にも効果的でした。
熟睡できるようになるため、慢性疲労症候群でも疲労倦怠感が軽減する方がでてきております。

 慢性疲労症候群でヘトヘトになった状態だった患者さんが、特に綿花を利用した班目式間接灸を自宅で繰り返していたら、疲労倦怠感が改善してきておりました。
どうしてもあと少し取り残す疲労倦怠感があるため、後頭部にお灸をしたのです。
お灸している傍ら気持ちがよくなってきて、疲労倦怠感が軽減してくるのを実感できたのです。
同時に眠くなる患者さんが多く、副交感神経を刺激しているのは間違いないようです。

 この患者さんは、かなり改善はしてきましたがそれでも、疲労倦怠感の指標であるperformanse status が3〜4で最近の1年間は推移しておりました。
ほとんどPS は変化していないかったのです。
この部位の刺激を加えたら、2週間で2まで改善してきました。

 慢性疲労症候群の疲労倦怠感は身体のいろいろな部位にある(と推測される)うっ血を減らすと改善の方向に向かいます。
後頭部の刺激は首から上のうっ血を減らす働きはあるのは確実ですので、この病気の疲労倦怠感にも効果的と考えられます。
今後患者さんの数を増やして、効果判定をしてみます。

 乞う、ご期待!

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com