これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
関節リウマチの患者さんが、起床時に不快な症状があるので寝方を改善させるとよくなるのでは?として検索なさっているのでしょう。

 関節リウマチ患者さんの症状としては、朝のこわばりが有名です。
学生時代にこの言葉を初めて耳にした時には、何のことか理解できませんでした。
なぜ朝しかないのか?
そもそも、こわばりってなんなのだろう?
不思議に思いました。

 しかし、今ならわかります。
夜寝ている時間帯でも、身体特に肩から先が冷えているのです。
そのために手がむくみやすくなるのです。
また、就寝中は体を動かさないのでむくみが治りにくいのです。
そのため朝のこわばりが出てきます。

 起床してからは特に手のこわばりが目立ちますが、身体を動かしているうちに手のむくみが軽減してくるのでこわばりが気にならなくなるのです。

 また、関節痛も身体が冷えていると強くなります。
就寝中の注意・配慮が必要になるのです。
もちろん就寝時以外の日常生活での注意が必要なのは言うまでもありません。

 湯たんぽ美人でしっかりと身体を加温し、タオルを使い冷えている身体部位を覆います。
加温の詳細はこのブログのどこかに書き込んであります。
このようなやり方で朝のこわばりや関節痛は軽快・消失します。
これで不足する場合には注射の針を利用した刺絡・綿花を利用した班目式間接灸・針やモグサの替わりに気を用いる気診治療の組合わせで治療すると関節リウマチは改善します。
自覚症状がなくなるだけではなく、多少の時間はかかりますが、検査データも改善することが多いのです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://dr-madarame.com