身体が冷えていると何が悪いのか?を解説します。


 


食事をしたらそれがすぐに栄養となるわけではありません。


食物を消化し、吸収して肝臓に届いて初めて代謝されエネルギーとして利用できるようになります。


胃腸が弱い方はエネルギーの産生量が少ないと考えて間違いないです。


 


 身体が冷えている場合には内臓に十分に血液が流れているとは考えられないのです。


内臓の機能はその内臓に流れる血液の量に比例した機能しかしないという性質があります。


従って、身体が冷えている方は健康な方よりは、内臓の機能が低下している可能性が高いのです。


 


ここで危険なのが、エネルギーの産生量が少ないならば食べる量を増やしてエネルギーの産生量を増やそうとすることです。


胃腸の機能が悪い時に食べる量を増やすと却って胃腸の機能が悪くなります。


何しろ胃腸の負担が大きくなるからです。


無理は禁物です。


 


 むしろ1回の食事の量を減らし、胃腸が耐えられる程度に少ない食事量にするべきです。


1回の食事量を減らすと、1日あたりの栄養が不足する可能性が高くなりますので、食事の回数を増やすことが必要になることが多いのです。


また、胃腸の負担を減らすために、よく噛んで食べることが大切です。


 


 ご飯を口にした場合、何回噛んだらご飯がドロドロになるでしょうか?


試してみませんか?


咀嚼力は個人差が大きいので、一般論は通用しません。


ご自身の咀嚼力を試すのです。


 


十分にご飯を噛むと唾液が出てきます。


その時には胃液・腸液の分泌も盛んになり、消化吸収を助けます。


おなかの状態が食物を受け入れる体制が整ったところで飲み下すのです。


ご飯全部をこんなふうに丁寧に食べるのは難しいと思います。


最初の一口目、二口目だけはよく噛んで食べてみましょう。


 


おなかの状態が食物を消化・吸収するための準備ができてから飲み込む必要があります。


一日3回の食事が標準的ですが、胃腸の弱い方は1日に4-5回程度に小分けして食べなければいけない場合もみられます。


ある程度胃腸が強くなると3/日の食事の回数で間に合うようになってきます。


 


 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://aoyama-madarame-clinic.com