冷えを定義するのは難しいのです。

1950年頃から高名な医師が定義してきましたが、しっくりしない定義しかありませんでした。

それだけ冷えを論述するのは難しいともいえます。


 あまり面倒なことをいうと現実的ではなくなります。

とりあえず、所長が考えている冷えとは何か?


 腋の下の温度と、身体表面の温度がほぼ等しい状態が冷えのない状態と考えます。

つまり腋の下の温度以下の状態が首から下にある場合に冷えと判定しております。

自覚的に冷えて困っているかは考慮しません。


 従来の定義では自覚的に困っていることを冷えの条件に挙げていることが多かったのです。

しかし、沢山の患者さんを観察していると、自覚していませんが冷えているために様々な症状で苦しむ事が多いことに気付きます。

冷えの定義の中に、自覚的に困っているか否かをいれるのは間違っていると思います。


 反って自覚的に冷えに困っていないのですが、身体が冷えていることで症状が出てくることが多いのが現実です。

しかし、前の記事でも言及しましたが、冷えを問題にする医師が少ないので、治療がうまくいかないことが実際的には問題になります。


 これまでに何度も取り上げてきましたが、冷えを改善するだけで難病とされてきた病気が治ることが普通にみられます。


 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com/