これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
原発性胆汁性肝硬変というと、最初から肝硬変が完成した状態の病気と誤解されることが多いのですが、そうではありません。
ゆっくりと形態的にウイルス性の肝硬変に近い像をとるようになる、とされている病気です。
完成までに非常に時間がかかるのです。
また、現代では日本に古くからある薬がよく効くことが判明しており、経過を知らないと診断できないくらいよくなる患者さんも増えてきました。

 当ブログを訪問してくださる方の多くは薬物療法を嫌う方が多いと推測しているのですが、この原発性胆汁性肝硬変、PBCでは薬物療法をしないと損をします。
それはステロイドではなく、ウルソという熊の胆を基にした薬なのです。
胆汁酸製剤とよばれる薬です。
かつては胆石があるときに効果的な薬物でしたが、この原発性胆汁性肝硬変、PBCにはウルソを内服することが重要です。