小田先生の治療に驚愕した所長は自分でもこのような治療がやれるようになりたくなりました。

治療を教えてくださいと、お願いすると研究会への参加を勧められました。
当時は岩手県の盛岡市に住んでいた所長は2ヶ月に一度、京都で開催されていた針灸気診研究会に参加するようになりました。

大学に籍をおいて、このような遠方で開催される、しかも本業と無関係な研究会に参加するのは極めて困難なことでした。

しかし、なんとか周囲の監視の目をくぐり抜け、定期的に気診研究会に参加しました。

やがて自分でも小田先生ほどにはいきませんでしたが、なんとか気診治療ができるようになりました。