先週の患者さんのなかで興味深い経験を書き込みます。

都内の有名な大学病院眼科で治療を受けていた患者さんが、ステロイドを大量に使う必要があるために入院を勧められていました。

 この患者さんは、時期的に入院はできないのでステロイド以外の治療法で解決したい、というご希望で受診されました。

 病名はブドウ膜炎でした。
病気になれない方が聞くと、どんな病気か見当がつかないと思います。
目玉、つまり眼球のなかにある脈絡膜(みゃくらくまく)と毛様体(もうようたい)、虹彩(こうさい)の三つをまとめてブドウ膜とよびます。

 このブドウ膜に炎症が起きたために、視力が低下して眼科を受診したのです。