これも所長のホームページを訪問してくださった方の検索ワードです。
看護師の国家試験では湯たんぽの問題がでることがあります。
お湯の温度は70℃で、足もとから10センチ離して使う事、と解答しないと間違いになっております。
しかし、実際にはこんな生ぬるい使い方では、病的状態を改善させる事は困難です。
所長が勧める湯たんぽの使い方を説明します。
沸騰したお湯、つまり100℃のお湯を使います。
湯たんぽは身体に密着させないと身体の表面温度や深部温度は上昇しにくいのです。
タンパク質が変性する温度というのが55℃ですので、ここで重要になるのが湯たんぽの袋です。
所長が愛用している湯たんぽ美人は、100℃の沸騰したお湯を入れて使える状態にした時の袋の表面温度は50℃です。
ある程度の時間、湯たんぽ美人を同じ部位にあてて続けると、低温やけどをしてしまいます。
そのため、あと5分もしたら汗をかきそうだ、と感じたら湯たんぽの位置を変えていくのです。
皮膚の弱い方はそれでも遅いかもしれません。
お気をつけください。
湯たんぽをあてる位置については、このブログのほかの書き込みを参考にしてください。
湯たんぽが身体を温める能力はある程度しかありませんので、身体に密着して湯たんぽを使う場合と身体から離して使う場合ではどちらが効果的か、これを判断すればよいのですから簡単な話です。
答えをいうまでもありません。
当然身体に密着させる方法がよいのです。
看護師の国家試験では湯たんぽを使うのは就寝時に限定して考えているから、身体から離して使え!と教えているのだと思います。
何のために治療するのか?を考えれば、このような湯たんぽの使い方はナンセンスです。
このような湯たんぽの使い方を推奨するのは犯罪的だとさえ思います。
このブログの読者はだまされないようにしてください。
湯たんぽを使うのは就寝時がメインではありません。
意識がある時間に使うべきなのです。
だから、朝から使うのです。
湯たんぽは使い方で効果は全く異なってきます。
お湯は100℃以上にはなりません。
電気で沸かす湯たんぽも販売されていますが、お湯の温度が70℃までも上がらないこと、お湯の量が少ない事から、効果はでませんでした。
一見面倒がなく、楽に身体を温められそうなのですが、現実には効果がでません。
治療というものは自己満足ではダメです。
身体の症状がつらい方こそ、湯たんぽの正しい使い方をしなければ損をします。
青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://dr-madarame.com/