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胃癌手術後の56歳の男性 [具体的な症例]

 2009年の12月に早期胃癌のため内視鏡で胃の摘出手術を受けた方が受診されました。抗癌剤が嫌で、免疫を高めて再発転移を防ぎたい、というご希望です。
癌には特別な治療法があるのでは?
 と考える方が多いのですが、そんなことはありません。現在ある症状を改善させることが生活の質を高め、やがて再発・転移の可能性をさげるのです。この患者さんは初診時(2010年1月でした)診察すると全身が冷えており、湯たんぽを利用した加熱・保温を勧めました。2週間後におみえになったときには、腹部の冷えは改善しておりましたが、大腿部はまだ冷えており、さらに頑張って加熱を勧めています。その後身体表面温度は上昇し、冷えの問題は解決しております。刺絡(自律神経免疫治療)と気診治療の併用をしておりましたが、4月にはひどい腰痛を発症しております。歩くのも不自由でしたが、膝裏にあるツボを刺激するだけで腰がピンと伸び、楽になったのが解りました。さらに身体を探すと特徴的なツボを刺激する必要性が高いことが判明。腰は疼痛がなくなり、さらに安定した状態になりました。自分で刺激できるツボですから、自宅であるいは職場で一生懸命刺激し続けたら、その次の受診日には身体も柔軟になり、腰痛は全くない状態でした。
 この患者さんのように日常生活が快適に過ごせるようにすることが再発転移を予防することにつながるのです。決して再発転移を防ぐ、特殊な治療法があるのではありません。

http://dr-madarame.com/
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