早期胃癌症例の経験 [具体的な症例]
内視鏡手術が盛んになってきたおかげで、一昔前ならば開腹手術になった癌でも内視鏡での手術が可能になってきました。しかし、あまり大きな胃癌ではとりきれない可能性が高くなり、開腹手術になることもあります。手術を受ける側からすれば、内視鏡手術の方が身体の負担は明らかに少ないのは当たり前です。
約2年前にいらした48歳の男性は早期胃癌だったのですが、癌のサイズが内視鏡手術では不適当な大きさまで育っていました。しかい、そこであきらめずに、当クリニックにいらして治療を受けました。約半年間頑張って自律神経免疫治療と気診治療の組み合わせで1回/週の頻度で治療を続けたところ、肉眼的には癌の潰瘍面がほぼ消えた状態にまで縮小しました。生検の結果では粘膜下には癌細胞が残存しておりましたので、念願の(?)内視鏡手術を行いました。進行胃癌ではなかなかこの方のようには急速には改善しにくいのですが、早期胃癌では似たような経過をとった方を数例経験しております。
早期胃癌そのものは取り敢えず対処できましたが、胃癌のできた方は大腸癌の合併頻度が高くなりますので、消化管の精査は受けたほうが無難です。胃癌手術後の入院中に、手術前に検査しておらずに判らなかった大腸癌のため腸閉塞になった症例報告まであるのです。手術前にはせめて腹部内臓の検査は必要になります。せっかく手術するのですから、一度に対処した方が身体にも負担は少なくなります。
http://dr-madarame.com/
約2年前にいらした48歳の男性は早期胃癌だったのですが、癌のサイズが内視鏡手術では不適当な大きさまで育っていました。しかい、そこであきらめずに、当クリニックにいらして治療を受けました。約半年間頑張って自律神経免疫治療と気診治療の組み合わせで1回/週の頻度で治療を続けたところ、肉眼的には癌の潰瘍面がほぼ消えた状態にまで縮小しました。生検の結果では粘膜下には癌細胞が残存しておりましたので、念願の(?)内視鏡手術を行いました。進行胃癌ではなかなかこの方のようには急速には改善しにくいのですが、早期胃癌では似たような経過をとった方を数例経験しております。
早期胃癌そのものは取り敢えず対処できましたが、胃癌のできた方は大腸癌の合併頻度が高くなりますので、消化管の精査は受けたほうが無難です。胃癌手術後の入院中に、手術前に検査しておらずに判らなかった大腸癌のため腸閉塞になった症例報告まであるのです。手術前にはせめて腹部内臓の検査は必要になります。せっかく手術するのですから、一度に対処した方が身体にも負担は少なくなります。
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2011-02-08 14:24
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