複視をご存知ですか? [具体的な症例]
ものが二重にみえるのを複視と呼びます。
プロ棋士の方(将棋ではなく、囲碁のプロの方です)が複視の症状がでて、大変なご苦労をなさったという話を聞いたことがあります。
白と黒の石が二重にみえたら、囲碁では不利ですね。
プロ棋士でなくとも一般人でも、ものが二重にみえたら大変です。
日常生活を送るにはさまざまな苦労がでてくるだろう、と推測できます。
本日受診された患者さんは初診時には全身の痛みに加え、この複視がつらいという訴えがありました。
複視は治療には難渋する症状の一つです。
身体所見からは体の冷えが目立ちましたので、湯たんぽによる身体の加熱・保温を勧めました。
10日後の再診時には全身の痛みは軽減しておりました。
再診時から注射の針を使った自律神経免疫治療を行いました。
約20日後の3診目には下肢のむくみがひどかったのですが、消失しておりました。
全身の痛みもあまり気にならない程度に改善しておりました。
この日から複視の治療にとりかかりました。
具体的には目にお灸をしました。
それで目がスッキリするのを実感していただき、その後自宅でお灸ができるように指導しました。
2週間後の受診時には複視がでてくる時間が短くなってきました。
一日中あった複視が、午後になると複視がでる、という程度に軽減しております。
目のお灸は昼すぎからしている、とのことで午前中にもお灸を勧めました。
さらに2週後の受診時には複視の症状は消失しておりました。
眼科ではこの複視という症状には、実質的にはなす術がないのが現状です。
複視は、眼球を動かす外眼筋の異常なコリをほぐせば、改善できる可能性があるのだと推測します。
そのためにお灸が効果的だったと考えられます。
ここで気をつけていただきたいのは、せんねん灸などのお灸では簡単にヤケドをしますので
綿花を利用した間接灸をしないといけないことです。
自分勝手にこれだ!と思ってせんねん灸でヤケドしても当然ですよ。
このせんねん灸は両面テープで固定するため、熱いと思ってもすぐに移動できないのです。
ヤケドしにくい方法でのお灸ならばよいのですが、お灸だからよいのではありません。
この点の注意が必要です。
http://dr-madarame.com/
プロ棋士の方(将棋ではなく、囲碁のプロの方です)が複視の症状がでて、大変なご苦労をなさったという話を聞いたことがあります。
白と黒の石が二重にみえたら、囲碁では不利ですね。
プロ棋士でなくとも一般人でも、ものが二重にみえたら大変です。
日常生活を送るにはさまざまな苦労がでてくるだろう、と推測できます。
本日受診された患者さんは初診時には全身の痛みに加え、この複視がつらいという訴えがありました。
複視は治療には難渋する症状の一つです。
身体所見からは体の冷えが目立ちましたので、湯たんぽによる身体の加熱・保温を勧めました。
10日後の再診時には全身の痛みは軽減しておりました。
再診時から注射の針を使った自律神経免疫治療を行いました。
約20日後の3診目には下肢のむくみがひどかったのですが、消失しておりました。
全身の痛みもあまり気にならない程度に改善しておりました。
この日から複視の治療にとりかかりました。
具体的には目にお灸をしました。
それで目がスッキリするのを実感していただき、その後自宅でお灸ができるように指導しました。
2週間後の受診時には複視がでてくる時間が短くなってきました。
一日中あった複視が、午後になると複視がでる、という程度に軽減しております。
目のお灸は昼すぎからしている、とのことで午前中にもお灸を勧めました。
さらに2週後の受診時には複視の症状は消失しておりました。
眼科ではこの複視という症状には、実質的にはなす術がないのが現状です。
複視は、眼球を動かす外眼筋の異常なコリをほぐせば、改善できる可能性があるのだと推測します。
そのためにお灸が効果的だったと考えられます。
ここで気をつけていただきたいのは、せんねん灸などのお灸では簡単にヤケドをしますので
綿花を利用した間接灸をしないといけないことです。
自分勝手にこれだ!と思ってせんねん灸でヤケドしても当然ですよ。
このせんねん灸は両面テープで固定するため、熱いと思ってもすぐに移動できないのです。
ヤケドしにくい方法でのお灸ならばよいのですが、お灸だからよいのではありません。
この点の注意が必要です。
http://dr-madarame.com/
叔父が複視でいろいろな病院を受診しましたが、結局だめで、3年前に亡くなりました。このような方法があったら、試したかったことでしょう。いまとなっては何ともなりませんが、同じ症状がある人には知らせてやろうと思います。
これからもこのような書き込みをお願いします。
by 若年寄 (2011-03-30 21:46)
若年寄さん、コメントいただきありがとうございました。
西洋医学的に対処法がない、とされていても意外な方法が効果的であることがあります。
すこしづつこのブログに書き込みますので、参考にしてください。
念のため申し添えますが、ここに記載した方法が完全なものではありません。このような方法でうまくいくこともある、という認識が現状では妥当なところです。複視にしても、当研究所ではこの患者さんお一人の経験です。100人の患者さんに試みて改善率が○%、というのはまだ不明です。
可能性はある、という段階です。
by 所長 (2011-04-01 08:53)