SSブログ

腱鞘炎の治療 [治療法]

 西洋医学の観点と東洋医学の観点は、身体をみつめるまなざしが異なります 。
西洋医学では治療法がない、といっても東洋医学ならばある病態の治療は可能であることは珍しいことではありません。

西洋医学では不治とはいわなくとも、難治の病気だとしても、東洋医学ではごく普通の病態であるなどはよくある話です。

 西洋医学だけではなく、東洋医学やいわゆる伝統医学などを治療に積極的に応用しようとする動きが統合医療とよばれるものです。
 アリゾナのアンドリューワイル博士らの提唱で始まった動きです。
日本では東京大学名誉教授の渥美和彦先生が日本統合医療学会を始めて、社会的に認知されるようになってきましたが、まだまだ影響力は小さいのです。
 所長はそのような動きに共鳴して、都内某大学でそのような医療に従事しておりました。

 さて、今回の書き込みのテーマは腱鞘炎の治療です。
 
手には指を動かす筋肉のはじっこを被う腱鞘とよばれる構造物があります。
指を動かし過ぎて指を動かす筋肉のはじっこ付近が炎症を起こし、狭い腱鞘を圧迫したために痛みがでてくるとされております。
この狭い部位が腫れるので、痛くなります。

 西洋医学的には腱鞘を解放する手術をします。
比較的短時間で終わります。

所長はできないといった方が正確ですが、手術はしません。
指を動かす、前腕部の筋肉の腫れを改善させる治療をします。
手指を動かすのが前腕部の筋肉です。
手指を動かし過ぎたときに腱鞘炎になります。

西洋医学的には腫れて痛くなる部位を解放すれば改善する、と考えますが所長は刺激しやすい前腕部の筋肉を治療します。
また、この筋肉の腫れを改善させることの方が、腱鞘炎の病態改善にはより本質的な事である、と考えております。
むしろ、腱鞘付近の病的な状態は前腕部の筋肉の腫れがひどいために発生した二次的なこと、と考えております。

 腱鞘炎の治療経験は数多くは診ておりませんが、速やかに改善しております。
身体を見つめるまなざしの違いで、治療法の違いも出てきます。

西洋医学は優秀な医学ですが、オールマイティではありません。
腱鞘炎にしても、手術をする前に所長のような治療を受けてみるのもあり、だと思います。

青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://dr-madarame.com/

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0