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腰痛がひどかった卒寿の患者さん [病態]

 お世話になっている大先輩の関係で、90歳を目前とした女性の治療をしました。
耳は達者で、タンゴを踊るし、茶道の師匠をしてらっしゃるこの患者さんは3月の末から急に腰痛がでてきたのです。

じっとしているとあまり痛くはないのですが、身体を動かすと痛みがでてくるようです。
入浴すると痛みが軽くなるということですので、身体の冷えは悪さをしているのでしょう。

身体を拝見すると身体は温かかったのですが、当日の朝から38度近い発熱があったので、普段の状態とは違っているようでした。
おなか全体に空気が溜まっており、腹部を打診すると太鼓のような音がするのでした。
今年の冬は寝室が寒かったそうで、さらにふだんから便秘がちだったようで、この二つの要因で腰痛がでてきたのだろうと考えました。
 
 背中側の筋肉はさほど凝りはありません。
臀部の筋肉の凝りが目立ちました。
この筋肉の凝りをほぐしたら、腰痛はすっかりなくなりました。
臀部の筋肉の凝りがなくなった時点で腹部を拝見すると、あれだけ溜まっていたガスがなくなり、おなかがぺちゃんこになっていました。

首の付け根付近の筋肉の凝りも著しかったので、そこもほぐしました。
よほど腰痛が辛かったのでしょう。
顎関節の筋肉も凝りが著しく、そこもほぐしました。

全身の筋肉の異常な凝りがほぐれたら気分爽快となり、元気に帰宅できました。
6月には卒寿記念のダンスの会で踊る、と張り切っておられました。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://dr-madarame.com


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