１週間毎日治療した線維筋痛症合併慢性疲労症候群の患者さん

　これまでは1週間に一度の治療が通常の治療頻度でした。
癌の末期などで、著しく体調が悪い患者さんは2回／週という頻度になることがありました。
しかし、線維筋痛症合併慢性疲労症候群の患者さんが北海道から受診なさったときに、1週間の毎日治療を試みました。

　意外とよくなるものでした。
毎日治療したら、相当に疲れるのでは？と考えておりましたが、杞憂でした。
毎日治療すればするだけ元気になりました。

　線維筋痛症はJFIQの得点で病状の善し悪しを判定します。
初診時のJFIQは90点でしたが、最終日には49.9点まで改善しておりました。
疲労倦怠感の指標であるperformance status は7と初診時と差はありません。

　わずか1週間でJFIQが40点も改善するなんて、夢のような効果でした。
治療するものにとっても驚きでしたが、患者さんにとっては天にも昇る心地だったそうです。
その後数人の患者さんで試しましたが、集中的に治療するのは生活の質を改善させるためには有効な手段であることが判明しました。

　青山・まだらめクリニック　自律神経免疫治療研究所　http://www.dr-madarame.com