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眼底出血の患者さん:乳癌治療中に眼底出血−2 [治療法]

 前回書き込んだこの患者さんは、当クリニックでの治療以外では、乳癌の治療をする病院を変えて抗癌剤を変えました。
新しく始めた抗癌剤はこれまでの抗癌剤よりは副作用が軽く、辛い思いはしなかったようです。
しかし、先日電話がありました。
目の前がぼやけてみえるとのことで、眼科を受診していただきました。
眼底出血があったのです。

眼科ではすぐにレーザーで処置をしていただき、出血は解決したのです。
しかし、残っている血液のため、視界がぼやけるのには大きな変化はありませんでした。
 眼底出血に限らず、脳の出血以外ではお灸がよいのです。
なにによいか?
出血が早く吸収されるのです。
この患者さんは眼科での処置の2日目で受診されました。
ひどかったときよりは見え方は落ち着いているそうです。
しかし、目の前にモヤモヤしたものがずーっと視えて、気持ちが悪いそうです。

 綿花を利用した間接灸で目を刺激しました。
約5分間お灸をすると、モヤモヤが薄くなってきました。
さらに10分間綿花を利用した間接灸を続けたところ、モヤモヤが消失しました。

かつて眼底出血した患者さんも、当クリニックで綿花を利用した間接灸を覚え、毎日繰り返しました。
出血の吸収は通常は6ヶ月はかかるらしいのですが、1ヶ月で改善して眼科医に驚かれたことがありました。

 今回のモヤモヤが消えているのも、どの程度の時間続くのか判りません。
しかし、モヤモヤがでてくればまた対処すればいいでしょう。

 目のお灸は気持ちがいいので、止めないでしょう。

癌の治療だけすればいいのではありません。
病気は一つではありません。
いろいろな病態の対処法が上手に出来なければ、最終的には癌の治療にもならないと考えます。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

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