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心臓腫瘍の患者さんの話ー腹水の対処法 [治療法]

 心臓に腫瘍ができるのはかなり珍しいのです。
その珍しい腫瘍ができてしまった患者さんが受診されました。
ご家族の勧めで受診されたのですが、どうしても化学療法を受ける、というので初診以来ご無沙汰しておりました。
 なにしろ珍しい腫瘍ですので、どんな抗癌剤が効果があるのか?どのように使うのか?
よく判っていないのです。
従って、非常に難しい状況であるのは間違いありませんでした。




 先日ご家族からの連絡で腹水が貯まり、にっちもさっちもいかない状況であることが判明しました。
この状態では通常は緩和ケアに、となります。
しかし、当クリニックでは腹水がある程度貯まっていても、なんとか出来る技術を開発してあります。
腹水を抜くのではありません!
腹部や臀部の筋肉の緊張を改善させると腹水による圧迫感は軽減するのです。
さらに腹膜を刺激することにより、腹水の吸収がよくなるのです。
これまでの経験では癌性腹膜炎でも、ある程度までは腹水を軽減させることができました。

 この患者さんは受診時にはヘロヘロな状態でしたが、治療が終わり着替えが済んだ時には顔色がよくなり、すっかり元気になりました。
やがて腹水は貯まると思いますが、繰り返し治療しているうちに多少なりとも快適な時間を過ごせるでしょう。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

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