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肺癌で抗癌剤や放射線治療の副作用に苦しんだ患者さんの話 [治療法]

 肺癌の末期と診断された68歳の女性が受診されました。
脳と肝臓にも転移があり、抗癌剤治療を受けた後で、脳転移のため放射線治療を受けております。
副作用がつらく、食事が受け付けず、こんな思いをするならば抗癌剤の治療などうけるものか!と考えるに至ったそうです。

 身体が冷えておりました。
しかし、本人の自覚的には火照って暑く感じているのです。
この状況ではご自身では絶対に身体を温めることはしません。
しかし、身体は温めないと交感神経優位のままで、免疫が低下した状況で推移することになります。

 湯たんぽを身体に接触させると気持ちがよいとおっしゃいます。
これが自覚していない、身体の冷えなのです。
ようやく納得していただき、湯たんぽを活用していただくことになりました。
こうすれば、副交感神経を優位に導きやすくなるでしょう。

 その後、全身が衰弱したような状況でしたので、綿花を利用した間接灸を行ないました。
まぶたがむくんでおり、腫れぼったい状態でした。
目がしょぼしょぼして辛そうでした。

 目のお灸をすると目がスッキリして、ぼやけてしかみえなかったものがクッキリみえるようになりました。
眼裂が広がり、頭がスッキリしてきたようです。

 背中や腰の筋肉の異常なこりがありましたが、背中や腰を刺激することなく、胸部や腹部の刺激で背中や腰のこりが改善しました。
お灸の治療後気診治療を行なって、立ち上がっていただくと背筋が伸びて、背が高くなったようにみえました。

 お腹のモヤモヤ感もなくなり、これなら食べられると喜んで帰途につかれました。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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