肺癌で抗癌剤や放射線治療の副作用に苦しんだ患者さんの話ー２

　先日書き込んだ患者さんの後日談です。
前回は一人での受診が難しかったので、ご家族に付き添っていただいての受診でした。
本日はすっかり余裕で、お一人での受診です。

　食事は美味しく食べられるようになりました。
しかし、顔を左右に向けると左に向き難い特徴がありました。
これは拙著『首のスジを押す』と超健康になる　にも記載しましたが、右の椎前筋群に異常があるのです。
局所にお灸をすると、たちまち改善しました。
しかし、今度は右に向くのに違和感がでてくるのです。
そのため、左の椎前筋群にもお灸して、ようやく左右差がなくなりました。
　後頭部の筋肉の異常なこりも椎前筋群の刺激で軽減しました。
さらに目のお灸を繰り返すと、後頭部の筋肉の異常なこりはほぼ消失しました。

　今回は腹部や胸部の筋肉の異常なこりが狭くなっており、自宅で十分に自己治療したことが判りました。
今回は背中にも綿花を利用した間接灸ができました。
腹部だけよりは背中も直接的に刺激した方が楽になるようです。

　青山・まだらめクリニック　自律神経免疫治療研究所　http://www.dr-madarame.com