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肺癌で頚部リンパ節に転移した患者さんの話 [治療効果]

 62歳の男性が肺癌のために受診されました。
発見されたときには転移のため、手術は適応がありませんでした。
やむを得ず抗癌剤の治療を受けたのですが、残念ながら効果はありませんでした。
効果がないどころか、頚部のリンパ節はどんどん大きくなり、肺そのものにも癌が拡がったのでした。
奥さまがいろいろ調べて当クリニックを探し当てたようです。

大阪の患者さんでしたので、1週間滞在し、毎日30分の治療を受けました。
初診時には身体の冷えがありましたので、湯たんぽで加熱する必要性を説明しました。
翌日から本格的に治療を開始しました。
頻回に受診するのは無理な距離ですので、綿花を利用した間接灸で治療しました。
お灸を覚えていただければ自宅でも治療できるだろう、という判断です。
お灸だけでは不十分ですので、最後に気診治療で仕上げをします。 治療初日には手足を中心にして、お灸のやり方を覚えていただきました。
治療2日目には頚部リンパ節を中心にお灸しました。
翌日にはあんなに大きかったリンパ節が小さくなり、表面がゴツゴツしておりましたが、丸くなってきておりました。
癌そのものが小さくなった、と考えるよりはむくみの要素が減ってきたために小さくなったようにみえるのか?と考えました。
どのような効果なのかはこの時点では判然としませんが、頚部リンパ節を中心にお灸したその夜は良眠できたのです。
さらにその翌日には頚部リンパ節は小さくなっておりました。

その日は抗癌剤の治療を受けてから、両手が挙がらないという話を聴きました。
その対処をしました。
以前どこかにも書き込みましたが、五十肩を治す非常に痛い治療を行ないました。
これは刺激する位置の問題で、指でしか刺激出来ません。

かなり痛がりましたが、両手でバンザイが可能になりました。
このままお灸を続ければ、少なくとも頚部リンパ節は縮小してくれるかもしれません。
両手の挙上も改善する可能性は高いと思います。

ある程度頑張れば成果がでてくる、と実感できれば自宅でも頑張れるでしょう。

 来月また受診するというお二人を見送りました。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com

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