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卵巣癌の手術後の患者さんの話 [具体的な症例]

 卵巣癌を早期に発見するのは難しいのです。
多くは末期的な状態で発見され、治療手段が限られてきます。
今回紹介するのもあまりにも大きな卵巣癌だったため、抗癌剤で少し小さくしてから手術を受けた患者さんの話です。

 小さくしたといっても手術で取りきれるほどではなかったので、頑張って手術を受けたあとで徐々に癌のサイズが大きくなり、再び抗癌剤を使わざるを得なかったのです。
その結果白血球の数も減り、当然リンパ球の%も数も減ってきた状態で受診されました。
リンパ球の数は550個でした。
ここまでリンパ球が少ないと、抗癌剤の効果は期待出来ず、副作用が強くでてくるものです。

 家族のことを考えると、副作用がつらくても頑張って抗癌剤を受けてきたのですが、このままでは効果が出ないばかりか、肺炎を合併し易くなり命取りになりかねません。
抗癌剤が効果的なのはリンパ球が最低でも1,600個はないといけません。
理想的には1,800個ある状態での抗癌剤治療ならば効果がでる確率は高くなります。

 まず、リンパ球の数を増やすことが治療の第一の目的になります。

 詳細は次に続きます。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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