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卵巣癌の手術後の患者さんの話−2 [具体的な症例]

 さて、前回書き込んだ卵巣癌の患者さんの身体は非常に冷たかったのです。
衣服に被われていて、温かいはずのお腹や二の腕・太ももなども冷たいのです。
冷えきった身体は機能が悪いのです。
内臓に十分に血液が流れているとは思えません。
従って、内臓の機能が低下した状態で生きてきた状態だったのです。

内臓の機能が悪いために、当然免疫もその機能が低下した状態となり、病気になったとも考えられます。
この状態では癌をはじめとする病気はよくなるはずがありません。
そこで大切なのが、十分に身体を加熱保温することなのです。
十分に加熱するために、湯たんぽが必要なのです。
電気あんかではいけません。
身体を加熱するためには、十分な熱量が必要なのです。
標準的な電気あんかは1時間あたりには2万5千カロリーしか、熱を産生しないのです。
沸騰したお湯を2リットルで湯たんぽを作ると、身体を加熱するのは13万カロリーになるのです。
電気あんかでは1時間経ってようやく2万5千カロリーを産熱しますが、湯たんぽは最初から13万カロリーあるのです。
ただいまこの瞬間に身体を加熱するには湯たんぽが強力な手段となるのです。
特に所長が開発した湯たんぽ美人は、身体を加熱する世界最強の湯たんぽであると自負しております。

 この患者さんは湯たんぽ美人を使い、一生懸命に身体を加熱しました。
抗癌剤が使えないくらい白血球の数が少なくなっておりました。
前医の採血では白血球は2,100個しかありませんでした。
十分に身体を加熱し、綿花を利用した間接灸と気診治療の組合わせで治療をしたところ、3週間後には白血球数は7,700個まで増えたのです。
 ある程度骨髄の機能が良くなっていることが推測されます。
当初はお腹が固かったのですが、すっかり柔らかいお腹になりました。
腫瘍マーカーの上昇が急激だったのですが、その速度が低下してきました。

 これからも時間をかけて、丁寧に治療していけば改善が見込めます。
あせらず頑張りましょうと、患者さんと約束しております。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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