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湯たんぽ加熱の効果 [病態・治療法]

 これまでに湯たんぽで身体を加熱すると、多くの症状が改善することを書き込んできました。
しかし、湯たんぽによる身体の加熱だけでは治らない病気・病態もあるのです。
その場合には注射の針を利用した刺絡や、綿花を利用した班目式間接灸と気診治療の組合わせが効果的です。

 最近経験した患者さんでは、慢性疲労症候群で3年以上苦しんでいた方が、湯たんぽで身体を加熱し始めたら、疲労倦怠感が軽減してきたのでした。
しかし、それも頭打ちになったのでした。
当クリニックのことは以前からご存知だったそうですが、自費診療と聴いただけで怖じけずいていたそうです。

 このような反応の方は多いのです。
いくら治療に要する費用が安くても、改善しないならば役にたたないでしょう。
しかも保険診療で、年単位で治療しても変化しないことはざらにあります。
慢性疲労症候群のような難病とされる病気ははっきりいうと、薬物治療では多少の改善はあるかもしれませんが、治癒まで持ち込むのは極めて困難です。
 この患者さんは保険診療を受けておりましたが、2年間の漢方治療で全く改善の兆しなく、主治医があきらめて紹介状を書いてくれたそうです。

 初診時には疲労倦怠感の指標であるperformanse status は6でしたが、綿花を利用した班目式間接灸と気診治療の組合わせで、2週間で3まで改善しました。
さらに3週間経ったら、2まで改善しております。
漢方治療を2年間頑張ってダメだったものが、湯たんぽ加熱+班目式間接灸+気診治療の組合わせの約2ヶ月足らずの治療でこのような効果をもたらすのです。

 話が逸れてしまいましたが、いわゆる難病でも治療法を工夫すれば治るのです。
この患者さんも湯たんぽ加熱で治らなかった疲労倦怠感が、綿花を利用した班目式間接灸と気診治療の組合わせで急速に改善しおります。
湯たんぽ加熱で疲労倦怠感は改善はするものの、治癒には至らないのです。
湯たんぽ加熱してからの班目式間接灸+気診治療の組合わせ治療ならば、治る可能性は高いのです。
湯たんぽ加熱しないで治療しても、よくなる可能性はほとんどありません。

 湯たんぽ加熱は外せない治療法です。
 
 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com
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