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治療法について考えております。 [治療法]

 現代日本の医療は薬物治療が中心になっております。
感染症に関しては、抗生物質が効果的です。
かつての日本では結核は亡国病として怖れられておりました。
第二次世界大戦の終戦後、ストレプトマイシンがアメリカから入ってきて著効しました。
その後は今で言う、西洋医学が大変優れた効果を出してきました。

やがて病気の主体が感染症から生活習慣病に変わると、優れた西洋医学では対処できない病気が多くなってきました。
なにしろ生活習慣が悪いままならば、生活習慣病は治りません。

 そこでアメリカのアンドリュー・ワイル博士が提唱した統合医療が出てきました。
各国にある伝統医学や、様々な考えに基づくいわゆる代替医療駆使して病気治療に役立てようとする考え方です。

 日本ではこのような取り組みは非常にマイナーなものでした。
何しろ、今までとはまるで異なった考え方をしなければいけないのです。
このような医療を実践する現場を作り出すのは極めて困難なことでした。

 全国に先駆けて東洋医学の研究施設を作った、都内の某大学がようやく代替医療を中心とする施設をつくったのが、2003年の6月でした。

 長くなりました。
以下、続く


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筋肉の異常なこりを改善させるために [病態・治療法]

 現代医学では筋肉の異常なこりと冷えが問題にされていない旨の書き込みをしました。
冷えの改善法などはこのブログを中心に何度も書き込んできました。
今回は筋肉の異常なこりについて書き込みます。

 現代医学では筋肉のこりは治療の対象に考えておりません。
医学部の授業では肩こりの講義はありませんでした。
しかし現実には肩こりで苦しんでいる方は多いのです。
アリナミンのCMは目・肩・腰に!と言っているではありませんか!

 ある程度重症の筋肉のこりは、薬物では治りません。
筋肉が硬くこると血液の流れが悪くなり、こった筋肉に薬物がいかなくなるからです。
薬物がこりをとるだけ十分な濃度には至らない、といった表現が妥当かもしれません。

 物理的な刺激が効果的ですが、ここで気をつけて頂きたいことがあります。
こった筋肉そのものを刺激すると、効果的な時間が短くなるのです。
こった筋肉を直接刺激するような治療はやがて破綻します。

 筋肉のこりはなだめたり、すかしたりする必要があるのです。
そのためいろいろな治療法を作り出してきました。
拮抗筋の考え方を取り入れたり、経絡的な考えを取り入れたりしてきました。

 所長は幼少期に交通事故にあってから、肩こり・頭痛に悩まされてきました。
半世紀以上苦しんできましたが、これらの考え方によって解消しております。
自分自身で治療出来るようになってから、様々な肩こり治療を行なってきました。
最大の収穫は、こっている筋肉そのものを刺激してはいけないという事実が判明したことです。

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大阪在住の慢性疲労症候群+線維筋痛症の患者さんの話 [湯たんぽ]

 さきほど標記の患者さんから電話を頂戴しました。
発症してから7年経過しているそうですが、改善の傾向がないということでした。
ブログがお目にとまったようで、湯たんぽ美人を使った身体を温めてみようと考えたそうです。

もともと冷えやすい身体だったそうですので、湯たんぽ美人は効果がでそうです。
あまりにも身体が冷えている場合には、リリカなどの薬物を内服しても吸収されにくいため、効果が乏しいことが多いようです。
ある程度身体が温まると、薬物の必要性が減ってきます。

簡単に言えば、まず身体を温める事が最も大切な事になります。
そのうえで、筋肉の異常なこりを改善させると多くの病気は改善します。

 現代医学では冷えと筋肉の異常なこりを病的な状態と認識しておりません。
そのため、この二つをターゲットにした治療で急速に病気が改善することが知られていないのです。
筋肉の異常なこりを改善させるにも、大切なことがあります。
それは次回に書き込みます。

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統合医療学会で講演してきました [学会]

 台風25号が北海道に最接近した日に、札幌で開催された統合医療学会に参加しました。
直前まで飛行機が飛ぶのか心配しましたが、さほど風も強くなく大してゆれることもなく、
羽田空港から新千歳空港まで予定よりも10分早く到着しました。

 北海道でこの学会が開催されるのは14年ぶりになりました。
前回北海道で開催された時点のとの最大の差は医師の参加者が激減したことです。
今回の会長が看護師であることも影響はあると思いますが、会員の構成自体が変化しているようです。

発表される講演をみても、医師が聴きたくなる演題が全くないような状況でした。
古くから参加して、顔見知りになった関東以外の医師の姿はみられなくなりました。
このような医師は高齢だったので、引退した可能性もあります。

 学会の裾野が拡がるのは歓迎すべき事だと思いますが、
医療の中核的な医師そのものの参加が減っているのは危機的なことだと思います。

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台風25号が接近しております [季節]

 先週に続いて、台風が既に沖縄近海にきております。
体調が悪い方にとっては、低気圧は大敵です。
一つ目の台風は難なくやり過ごせても、二つ目・三つ目の台風に負けることもあります。

 気圧のセンサーは鼓膜です。
気圧の変化に弱い方は、首こり・肩こりを減らす努力が必要です。
なぜ首こり・肩こりの改善なのか?疑問に思う方が多いと思います。

 首や肩がこると、鼓膜が引っ張られてしまうのです。
そのため、鼓膜が緊張して動きが悪くなります。
気圧の変化が大きな場合には鼓膜が動いて対処してくれますが、
その動きが悪くなると気圧の変化に対応出来なくなります。

 そのため、体調が悪化しやすくなるのです。

では対策はどのようにするか?

 簡単には湯たんぽ美人を使って、身体を温めるのです。
温める部位はこのブログでも何度も取り上げてきましたが、大腿部前面・腹部・臀部・上腕伸筋側です。
汗をかかないように、湯たんぽ美人を移動しながら加熱しましょう。
首や肩とは一見無関係な場所ですが、これらの部位を温めると肩こり首こりは軽減してきます。
首肩を直接温めるよりも効果が長もちして、より効果的です。

 この温め方でも不足がある場合には、耳を直接温めるのもよい方法です。
首スジや顔を含めて、耳を温めのです。
温めると気持ちがいいのですが、温め過ぎてヤケドしないように気をつけてください。

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