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目にするお灸の話 [治療効果]

 東洋医学の治療法のなかでは針灸治療が有名です。
しかし、現代日本では「針灸」という呼び名がありますが、針治療を受けたことがある方は非常に多いのですが、灸治療を受けたことがある方は格段に少ないのではないでしょうか。

 針灸師という職業がありますが、針治療をする針灸師は当然ながら圧倒的多数です。
針灸師でありながら、灸治療をしない針灸師が結構多いのが現状のようです。

 針灸関係の雑誌をみると、いかにして灸治療の修行をするのか、という特集までありますので、灸治療に対する関心はあるのだと思います。

 しかし、針灸学校などでも灸治療の実際をみていないので、仕事をするようになっても灸治療ができないのが現実のようです。
 
 さて、あまりなじみのないお灸ですが、実際に試みると非常に効果的な治療法です。
目にするお灸、というと多くの方が驚くと思います。

 上まぶたには目をパチクリするときの筋肉があります。
上眼瞼挙筋という名前がついています。
 
 この筋肉が副交感神経を刺激するスイッチとなるのです。

この筋肉の刺激を上手にするかどうか、で治療効果が変わります。
ここに針で刺激する気持ちにはなれません。
やはりお灸でしょう!

 まぶたは特にヤケドしたくありません。
ですから、綿花を利用した間接灸となります。

 さらに、この部分の灸刺激ならば自宅でも続けられます。
つまり治療に必要とするコストを安く抑えられます。

 もしも所長が厚労省の大臣だったら、全国民に湯たんぽを配り、お灸を習わせるのを推奨するでしょう。
 そうすれば医療費は確実に抑えられます。
 
目のお灸の効果
 慢性疲労症候群で仕事を諦めざるを得なかった方の疲労倦怠感を軽減したり、不眠が改善したり、まぶしさがなくなったりします。

 疲労倦怠感について言えば、目の疲労感が軽減するのは納得できると思いますが、目の疲労感よりも全身の疲労倦怠感の改善が著しいのです。

 最近では緑内障の患者さんの眼圧が低下したり、視野が拡大したりしてます。

さらに白内障では飛蚊症という症状がでますが、蚊どころかゴキブリのように見える(患者さんの言葉です)ものが消えた、という経験をしております。

 視力がよくなるのは確かなようです。

青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://dr-madarame.com/
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コメント 4

荻原 孝子

こんにちは
私は5年前にものすごいめまいにあいその直後から光が眩しくて太陽だけでなくテレビ パソコン 携帯なども見ることが大変な状態です このお灸により良い効果があらわれるでしょうか?
瞳孔の調整がきかないような気がしています なにか良い治療方法があれば教えてください
by 荻原 孝子 (2012-01-15 14:16) 

荻原

こんにちは
先生の書かれた瞼のお灸とはどのようなものなのでしょうか?
長年つらい思いのこの光のまぶしさもほんとうにとれるんでしょうか?上まぶたがはげしくけいれんしたことも、もちろんめまいも経験しています どうこうが開いているからと言われたこともあります なんとかなるものなら・・・と思います よろしくお願いします
by 荻原 (2012-01-16 13:58) 

所長

コメントに気づかず、失礼しました。
長年つらい状況で大変でしたね。

 まぶしさは要するに眼球の機能が悪いときにでてくる症状のようです。眼球の機能が悪いといっても、目は眼球だけで出来ているのではありません。
 眼球を支える外眼筋の機能が悪くても、さまざまな症状が出てきます。しかし、眼科医は眼球のことしか考えないので、治療の範囲が狭いという欠点があります。
まぶたのケイレンは目のお灸で改善する可能性は高いのです。
所長のように、眼科医ではないものが目の治療をするとこれまでにない効果が出てくる可能性があるのです。

 おっしゃるような症状があるのなら、目のお灸はお勧めです。
100%治るとはいえませんが、多少なりともいまの辛い症状が緩和する可能性はあると思います。

 直接お話をしにいらしてみたらいかがでしょうか?
by 所長 (2012-01-30 08:31) 

所長

 目あるいはまぶたに直接お灸をしたらば、絶対にヤケドをします。だから綿花を利用した間接灸なのです。
 市販のせんねん灸やカマヤミニなどの簡易灸では顔面は危険です。
このようなやり方はしてはいけません。

 ヤケドしないで治療効果をだすためにはそれなりの方法が必要です。
by 所長 (2012-01-31 08:31) 

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