手の指をそらすのはいいのか？

　このブログを訪問してくださった方の検索用語の一つに『手の指をそらすのはいいのか？』がありました。
爪もみをしようとした方が、指をそらす爪もみに気づいてこのように検索なさったもの、と考えました。

爪もみにはいろいろな方法があります。
有名な福田先生が勧めるように、爪の生え際を刺激する方法があります。

この方法は有名ですが、効果に物足りなさがあります。

所長が勧めるのはMP関節を軸にして、指を捻る方法から始めました。
MP関節とは、指と手のひらの境目と考えてください。

ついで、まとめて指をそらす方法でした。
最近では他の方法を勧めるのですが、複雑になりますので他の機会に記載します。

　
さて、指をそらす方法は一気に手の指ならば、4本をまとめて刺激できる利点があります。
短時間で身体を変化させる可能性が高いので、お勧めです。

ただし、このような刺激は刺激すれば良くなるというものではなく、身体が変化するまで刺激しないといけません。

ツボは効果があるのではなく、効果がでるようにツボを使え！とは古くから言い伝えられてきた言葉です。

　魔法のように効果的なツボがあるのではないか？と期待したくなりますが、地道に身体を刺激する必要が高いのです。

　まとめて指をそらすやり方で爪もみをしても、前腕部が温かくなる程度には刺激しないといけません。
よしんばいったん温かくなっても、その温かさがどのくらいの時間持続するのか、が問題です。

その温かさが持続している時間しか、効果はないと考えてください。
温かくなるまで時間がかかります。
さらに温かくなっても、それが持続している時間は特にはじめの頃は短時間です。

しかし、繰り返し刺激するとすぐに温まり、持続時間も延びてくるのです。

やがて、わずかな刺激すらしないでも温かくて問題のない状態が持続することを期待します。

　身体を変化させるにはある程度の努力が必要なのです。
なるべく効率の良い方法を選びたいものです。

青山・まだらめクリニック　自律神経免疫治療研究所　http://dr-madarame.com/