一貫した治療方針が大切です。

　このブログを訪問してくださった方々は、いろいろな病気・病態で困っているのが検索ワードから推測できます。
どうしても即効性のあるものを求めていることも推測できます。

今のところ、研究資金が広い範囲に行き渡ってきたので、昔なら考えられないような領域の疫学調査の論文、サプリメント関連の論文が増えてきました。
さまざまなサプリメントがわずかの有意差で効果的である、という論文が多くなってきました。
こんな研究がある、という宣伝をみたことはありませんか？
一見権威があるような研究施設からでた論文を宣伝に使うのです。
これに飛びつきたくなるのも人情です。
しかし、誰がその研究資金を提供しているのでしょうか？　
　ご推察のように、その効果があると論文の中でうたわれているサプリメントを製造販売している会社が資金を提供しているのです。
実験的な効果など、条件を変えれば望み通りの結果をだすことは難しくはありません。
こうして雑多な知識だけ増えてきて、病気で苦しんでいる方の役には立たなくて、サプリメントを販売している会社だけが利益をだす構造になっているのです。
　現代に適応した宣伝の仕方と考えて間違いないでしょう。

10年以上、いまのスタイルの医療を行ってきました。
サプリメントを摂っている患者さんをたくさん診てきました。
サプリメントに実に高額なお金をかけているのですが、効果は湯たんぽ一つに敵わないのが現状です。
筋の通った治療方針が必要になるのです。

　青山・まだらめクリニック　自律神経免疫治療研究所　http://dr-madarame.com/