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原発性胆汁性肝硬変 (PBC) の患者さん [病態]

 昨日受診した患者さんの一人です。
原発性胆汁性肝硬変という病名なのですが、最近では肝硬変まで進展する患者さんはめっきり減ってきました。
病気がポピュラーになり、発見が早くなって薬が効果的だからです。
この病気に効果的なのは、熊の胆なのです。
かつてはマタギが冬眠明けの熊を猟っていたときに採取されたのです。
現在では化学合成された薬が非常に効果がでます。

この患者さんはいろいろな書籍を読んで薬が良くないことを知り、処方されたウルソを十分には内服していなかったそうです。
これは実にもったいないことです。
通常薬がよくない、というのは消炎鎮痛剤やステロイドと考えてください。
糖尿病や甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症などで必要とされる薬を止めると、最悪の場合死亡することもあります。
そういう薬を危ない!と言っているのではありません。

漫然と抗生物質や消炎鎮痛剤・ステロイドを内服すると、身体にとって不利な状況がでる可能性があるので止めた方がいいのです。
 診察させていただくと、身体が冷えきっているのが判明しました。
四肢が冷えていると肝臓に流れる血液の量が少なくなります。
これは肝臓の機能が低下していることと同じ意味があります。
また、肩こりや首のこりがひどいのですが、本人は気がついていないのです。
このようなこりがあると、最終的には内臓に流れる循環血液量が減少するのです。

 次回再診からこれらの病態を改善させる治療を始めます。
具体的には刺絡と気診治療の組み合わせです。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://dr-madarame.com

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