朝体がこわばる

　これはこのブログを訪問してくださった方の検索ワードの一つです。
関節リウマチでは朝のこわばり、という有名な症状があります。
学生時代に初めてこの言葉を聴いたときには、おかしな症状もあるものだと思いました。
実際に患者さんの症状を聴くようになると、関節リウマチに限らず、よくある症状なのがわかりました。

　これは非常に単純な原因で起きる症状なのです。
夜寝ている時に身体が十分に温まらずに冷えると、身体各所に水分が貯まり、起床時に身体がこわばるのです。
対策はどうするか？

　単純に身体を温めて、余計な水分が貯まらないようにすれば解決します。
そのためには、この暑い時期での入浴法が大事になるのです。
この入浴法については先日書き込みましたので、参考にしてください。
また、入浴法を変えただけで改善しない場合には、湯たんぽにを利用した身体の加熱が必要になります。
暑い時期に湯たんぽ？といわずに、まずは試してみることです。

　身体に水が貯まり、それが異常を引き起こします。
かなり軽微な量なので、その水に気がつかない状態で症状が出てくることが多いのです。
身体は冷えると水が貯まりやすくなります。
しっかり温めると朝のこわばりは消失します。

　青山・まだらめクリニック　自律神経免疫治療研究所　http://www.dr-madarame.com